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August , 2019
Saturday

「テレビ紳士録」第1回~武藤まき子

2015年3月14日(土)10時57分更新

 あの人、この人、どんな人?――活躍する人、しない人…まとめて本サイトご隠居顧問が品定め。テレビで見かける気になる人物をクローズアップする「テレビ紳士録」。記念すべき第1回にお出まし願うのは武藤まき子さん、ご存じ芸能リポーター界の重鎮に、ご隠居の独自目線が迫った。

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いまや芸能界屈指の看板リポーターの武藤さん(写真は武藤さんの初エッセー「たとえびと」=扶桑社刊)

いまや芸能界屈指の看板リポーターの武藤さん(写真は武藤さんの初エッセー「つとえびと」=扶桑社刊、帯封写真㊧が武藤さん、隣が女優の故森光子さん)

 大物芸能人に冠婚葬祭、事件・事故などの何かがあると、本人はもちろん、その人物に縁の深い関係者の周りにはたちまち、芸能記者、芸能リポーターの人たちの人垣ができます。つい最近も坂東三津五郎さんの葬儀(2月25日)の日、長男の坂東巳之助さんがこの人たちに囲まれました。厳父をなくした悲しみから癒えぬ巳之助さんを心から悼む表情を見せながらも、この方々は次から次に質問の矢を放つのですが、さすが歌舞伎界重鎮の御曹司だけに、一つ一つの質問に丁寧に答えておられました。

◇この道33年の大ベテラン

 その時ふと気が付いたのですが、いつも画面左側、つまり巳之助さんの右側になりますが、報道陣の〝指定席〟というべき位置に、武藤まき子リポーターの姿がありませんでした。もしかして、訳のわからない新人記者や、リポーターがおのれの分をわきまえずに彼女の指定席を奪ったのではないかと目を凝らしましたが、彼女がめったなことで最高の立ち位置を譲る訳もなく、やはり彼女の姿はありません。この日はお休みだったのでしょうね。滅多にない光景を目にしてなんとなく寂しいような、半面ホッと? したような複雑な気分でした。

 多分、そのホッとした気分が災いしたのでしょう。彼女の指定席に誰が立ったかを見落としてしまいました。これが〝次期リーダー〟を占う重要なカギになるというのに、ねぇ。まぁ、それはさておき、武藤まき子リポーターと言えばご存じの通りこの道の大ベテランで、当年とって69歳。ローカルテレビ局のアナからスタートして、フジテレビ専属の芸能リポーターに転身したのが1982年と言いますから、もはやこの道33年という押しも押されもせぬ大御所なのです。

◇日本芸能界の至宝

 一人の取材対象を報道陣がぐるりと取り囲むのを〝ぶら下がり取材〟と言いますが、政治記者はじめどのセクションもこれをやります。そして、その中の代表者が主に質問をするのが決まりのようになっています。ぶら下がりの語源はよく知りませんが、記者達が取材対象にぶら下がるように取り囲む所から来ているのでしょう。ところが、よく見ていると記者達がぶら下がっているのは取材対象ではなく、代表者として質問をしている〝指定席記者〟のようなのです。今回はまき子さんに代わる人物でしたが、それがハッキリと確認できましたよ。

 さらに表の指定席が主人公の右側なら、裏の指定席というのもあるのです。国技館でいうなら向正面、つまり主人公の真後ろです。この日は情報ライブの男性リポーターでしたが、この位置は主人公の声も、代表質問もばっちり聞こえるし、各局のカメラに正面から写された顔が全国に放映されるし、自局には「仕事してますよ」とアピールできる、まさに絶好のポジションなのです。まき子さんのポールポジションが永久に取れそうもない人は、ぜひここを狙って頑張ってください。

 でも、この業界は特に新旧交代のサイクルが長く、なかなか新人の食いこむ隙間がありません。よほど居心地がいいのか、やりがいがある仕事なのか。だから、つい年齢を忘れて無理をしてしまうのでしょう。3月とは言え、まだ寒さが残る今日この頃です。いくら若さに自信があっても、もう間もなく古希を迎えられるのですから、なにとぞ御身大切にくれぐれもご自愛ください。たとえどんなに嫌われようと、あなたは日本芸能界の至宝なのです。今後も不振のフジテレビと共に後ろを振り向かずに進んでください…ね。


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