熊切あさ美に同情の声続々
男女の仲など時として、当事者同士だってわからない。まして第三者が口を挟むべきものではない。本サイトもそう思いつつ、最近話題になっていた歌舞伎俳優の片岡愛之助(43)とタレントの熊切あさ美(34)の破局を考えていた。すべては当人同士、そう思っていたら、どういうわけか大多数が熊切批判に傾いているではないか。おいおいおい、知った連中や仲の良い取り巻き連中が片岡は悪くない、とばかりに一方的に擁護するってどういうこと? それってバランスを欠いてはいまいか。改めて街の声を拾ってみた。
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そもそも片岡と熊切は2013年の交際発覚以来、すでに2年半の交際期間を重ね、東京都内のマンションで同棲までしており、いつ結婚報道があってもおかしくない状況だった。ところが先月28日、女性セブンが片岡と女優、藤原紀香(43)の同棲熱愛を報じたことで状況は一変。片岡が歌舞伎の公演に藤原を招待し、その後、東京都内の藤原の自宅に連泊したというものだ。当然、片岡の二股が騒がれるところだが、片岡は藤原との同棲報道をあくまでも友人関係と否定したうえ、親しい関係者を通じて、熊切とはすでに4月には別れたと証言したというのだ。片岡と親しい司会者の宮根誠司(52)もそんな一人で、片岡本人から電話で直接聞いたとして、自らMCを務める「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ系)でもそう説明していた。
ところが、一方の熊切は「別れ話はしたことがない」と完全否定。片岡と藤原の同棲報道があった翌日の「ミヤネ屋」にVTR出演した時も、「W同棲って言葉を聞いたことがなかったから、凄くショックだった」と号泣しながら胸の内を語った。これを受けて、31日放送の「サンデージャポン」(TBS系)では、レギュラーのテリー伊藤が「2年半も付き合っていれば愛之助さんの性格を熊切は知るべきですよ。(片岡は)花形役者だし(中略)。何でカメラの前で泣いてんの」と熊切を痛烈に批判すれば、ゲスト出演の坂上忍も「報道されてんのが事実とすれば、空気読めよって話ですよ」とこちらも熊切バッシングを展開させた。またデヴィ夫人が1日に公開した自身のブログで「人前で泣くのは、同情を買うためかしら」とやはりキツイ言葉を熊切に投げかけている。
◇崖っぷちは熊切よりも藤原紀香のほう?
本サイト愛読者の横浜在住の40代の主婦Aさんは、「ぜひ私にひと言いわせてください」と自身の気持ちを激白した。素人さんのほうが芸能リポーターと呼ばれる業界人たちより、よほど的確なコメントが聞けるケースも少なくない。
「恐らくここまでくると、2人の関係修復は不可能だと思われますが、お2人が同棲していたマンションには、まだ愛之助さんの私物がたくさん残されているといいますよね。それに家賃も愛之助さんがお支払いだとか。私、今回の報道を見ていておかしいな、と感じたのはとどのつまり、今回の愛之助さんの行動は『熊切さん、アナタとは別れました。ですから今度は紀香さんとお付き合いします』、『別れてすぐだろうが何だろうが、もはや誰とお付き合いしようが文句を言われる筋合いはありません』ってことですよね。これって節操なさすぎやしませんか? テリーさんが愛之助さんのことを〝花形役者〟なんて言って持ち上げていたようですが、花形役者だったら何やっても許されるとでも言うんですかね。ずーっと気になっていましたが、かつて市川染五郎さんが、未成年の時に年上の女性に産ませた隠し子が発覚したり、中村勘三郎さん(故人)はじめ(市川)海老蔵さんなど、とかく歌舞伎役者の方って女性遍歴が凄いですよね。梨園って『女は芸の肥やし』『性欲の捌け口』程度にしか思っていないところがあって、ふざけないでよ、と感じるところがありました。熊切さんは34歳ですよ。2年半も交際して、ポイ捨て同然に別れを告げるなんて、私は同じ女として、愛之助さんの不誠実さは許せませんよ。それになんですか。マスコミは熊切さんのことを盛んに〝崖っぷちタレント〟〝崖っぷちタレント〟って連呼して。私からすれば、藤原紀香さんのほうがよっぽど崖っぷちだと思いますよ。だってそうでしょう。その崖っぷちと呼ばれる熊切さんから愛之助さんを奪ったからこそ、ようやくワイドショーの話題になれたわけですから。これこそ『崖っぷち中の崖っぷち女優』とでも言うのではないでしょうか」
◇男だって芸の肥やし
芸能界では片岡をフォローする声が圧倒的に多く感じられるのは、「やはり片岡と熊切の立ち位置や格の違いがそうさせている。芸能リポーターの多くもそうだし、芸能人もそう。どっちに味方すればいいか、自ずと答えは出ている」と話すのはある芸能関係者だ。それでも街の声を聞くと、前出Aさん同様、意外にも熊切に同情的な声が多い。他にもこんな声が聞かれた。
「何かとあれば泣いて同情を誘う女がいるのは事実。私もそういう女は好きじゃない。でも今回の熊切あさ美のケースは、『これまでの2年半はなんだったんだ』って思いもあって、心底悲しくて泣いたんだと思いますよ」(埼玉の40代の飲食店店長)
「『テレビで泣くなよ』って批判したタレントもいたようだけど、それを言うなら熊切あさ美? 彼女を出演させて、そういうインタビューを行ったテレビ局を責めるべき。これといった後ろ盾のない彼女を責めるのは、単に弱い者いじめをしているようなもの。芸能界ってつくづくえげつない世界だと思った」(東京在勤の50代の男性会社員)。
前出の芸能関係者は「熊切にも落ち度があるとすれば、歌舞伎役者との結婚を夢見てしまったこと」としてこう続ける。「だいたい梨園って世界は特殊な世界なのは芸能界にいればわかり切っていること。海老蔵と米倉涼子や佐藤江梨子を見ても、当人同士がいくら惚れた腫れたといっても、結婚が許さる世界でないのは、これまでの歴史を見ればよくわかること。そういう意味では、このところ交際が噂されている元AKBの前田敦子と尾上松也なんて、もしその交際が事実としても、結婚には辿りつけない。熊切の気持ちは十分すぎるほどわかるが、万が一つにも関係が修復できたとしても、結婚なんて夢のまた夢。片岡との交際はいい経験だったと割り切って、前進したほうが彼女のためでもある」
熊切とて長年、海千山千の芸能界で生き抜いてきた自負があるはず。「女が芸の肥やし」なら「男だって芸の肥やし」。ここは一つ心機一転、ひと皮もふた皮もむけた熊切あさ美を見せてほしい、そう願うばかりだ。