「週間ＩＤＯＢＡＴＡ回顧録」（８月１６～２２日）
今週はどんな出来事があったのか。本サイトが気になったニュースを振り返る「週間ＩＤＯＢＡＴＡ回顧録」。意外と毎日、いろんなことがあるもので…。早速、プレイバックといってみよう。
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【１６日（土）】
○…９日（現地時間）、米ミズーリ州ファーガソンで、黒人少年のマイケル・ブラウンさん（１８）が白人警官に射殺されたことをきっかけに始まった抗議デモ。一旦は沈静化したものの、少年にコンビニ強盗の容疑がかけられデモは再燃し、暴徒化した。
この日には、同州のニクソン知事が非常事態を宣言し、午前０時から同５時までの外出を禁止。略奪なども横行したため１８日未明には州兵が投入る緊迫する事態となった。２０日に現地入りしたホルダー司法長官と遺族サイドの話し合いでようやく沈静化に向かい、州兵も撤収を始めた。１００人以上が逮捕されている。
【１７日（日）】
○…首都高で起きた炎上事故は大事に至らなかったが、もったいなかった。
この日、午前５時前に東京・港区の首都高速都心環状線外回りでイタリアのスポーツカー「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」が炎上。約１時間後に消火されが、実に新車価格が最低で２５００万円以上、中古車市場でも１７９８万～４０６５万円（平均価格帯で２６８４万円＝カーセンサー）という超高級外車が全焼した。若草色だった希少色のボディーは真っ黒黒の黒焦げ状態。乗っていた男女２人にケガがなかったことが、せめてもの救いだった。
【１８日（月）】
○…いまだシリア北部で、イスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」に拘束されているとみられる湯川遥菜さん（４２）。事件が発覚したのがこの日だった。日本政府はさまざまなルートを通じて湯川さんの救出を探っている。拘束直前まで湯川さんが同行していた反体制武装組織「イスラム戦線」を通じ、捕虜交換交渉を始めるとの話も出ているが、湯川さんの安否を含め、いまだ情報は錯そうしている。
○…香川名物讃岐うどんの人気店「麺工房六車」（香川県東かがわ市）がこの日、高松地方裁判所から破産手続き開始決定を受け倒産した。１９２６年創業の老舗で、営業時間が昼の２時間と限られていた戦略が功を奏し、行列ができる人気店としても知られていた。
ただ折からの讃岐うどんブームに乗り、ネット通販開始や徳島県内に新規出店するなど業容を拡大、かえって経営を圧迫する結果となった。負債総額は約８０００万円。「むやみな拡大路線ほど危険なことはない」（大手民間調査機関の幹部氏）、ぜひ肝に銘じていただきたい。
○…この日、午前８時４０分ごろ、東京・赤坂の路上で「男性が若い男に無理やり車で連れ去られた」と１１０番通報が相次いだ。当初は通行上のトラブルによる監禁などの容疑で捜査に当たった警視庁だったが、その後の捜査で２人は知り合いだったことが判明。事情を聴いて事件性が薄いことがわかり一件落着した。人騒がせと言えば人騒がせだが、見て見ぬふりするよりは、よっぽどマシという話も。
【１９日（火）】
○…史上初めて開会式が雨で２日間順延となった夏の全国高校野球。連日熱戦が繰り広げられる中、南北海道代表の東海大四高の西嶋亮太投手（３年）が１４日の九州国際大学付属高（福岡）戦で投じた、推定球速約５０㌔の超スローボールが議論の的になった。
発端は元フジテレビアナウンサーの岩佐徹氏（７５）が「少なくとも投球術とは呼びたくない。こういうことをやっていると、世の中をなめた少年になって行きそうな気がするが。ハハハ」とツイッターでつぶやいたこと。この発言にレンジャーズのダルビッシュ有投手は「自分としては、一番難しい球だと思ってます。言ってる人はピッチャーやったことないんだろうと思います」とツイートし反論した。
その後も、自らスローボールを武器にするベイスターズ兼任コーチの三浦大輔投手が参戦するなど、西嶋投手を絶賛する声が大勢を占めた。最終的に岩佐氏は謝罪した。
その西嶋投手はこの日、山形中央高戦で延長１０回を一人で投げ抜いたが、味方のエラーなどで０‐２（自責点は０）で敗退、１３２球（そのうち超スローボールは７回に投じた１球）の力投虚しく甲子園を後にした。
【２０日（水）】
○…警察や消防、自衛隊など、今も約３０００人規模で懸命な捜索活動が続く広島市の土砂災害。折からの集中豪雨により、土石流が発生したのがこの日未明のことだった。２３日午後現在、死者は４６人、行方不明者４１人に上っている。二次災害の危険もあり、いまだ約７００世帯２０００人前後が避難所で不安な生活を送っている。
○…強力なリーダーシップのもと、中堅百貨店だったそごうを売上高日本一にし、そして２０００年に経営破たんさせた水嶋広雄氏が、心不全のため亡くなっていたことがこの日、わかった。享年１０２歳。亡くなったのは７月２８日で、葬儀・告別式はすでに近親者だけで執り行われた。
同氏は１９５８年、日本興業銀行（現みずほホールディングス）から副社長としてそごうに入社。６２年、社長に就任してから拡大路線を推し進め、そごうを日本一の百貨店にのし上げた。しかしバブル崩壊による経営悪化で引責辞任、その後、私財の差し押さえを免れるため、隠ぺいを図ったとして強制執行妨害罪などに問われ有罪が確定。昭和の怪人がまた１人、この世を去った。
○…この日発売の週刊文春で、自民党の橋本聖子議員（４９）が男子フィギュアの高橋大輔選手（２８）に行ったセクハラ・パワハラ疑惑を報じた。
【２１日（木）】
○…警視庁麻布署はこの日、元マネジャーの男性（２０代）を殴ったとする暴行容疑で、演歌界のプリンス、歌手の氷川きよし（３６）を東京地裁に書類送検した。同署では、元マネジャーも氷川サイドに口止め料名目で金銭（１～２億円）を要求したとして、恐喝未遂容疑で書類送検した。ただ双方ともに示談は成立しているもようで、起訴はされないものとみられている。
○…この日、午前１１時４０分ごろ、東京・日本橋人形町のビル建設現場で、囲っていた防塵用の鉄製パネルが歩道に倒れ、通行していた会社員（６６）が下敷きになり死亡する事故が起きた。パネルを支える６本の支柱を一度に全部抜いたことが原因とみられ、警視庁は業務上過失致死の疑いで調べている。
【２２日（金）】
○…何とタイ記録ながら、ほぼ１世紀近く並んだことのない大記録に並んだ。この日、行われた夏の全国高校野球準々決勝の高崎健康福祉大高崎（健大高崎）―大阪桐蔭戦で、その大記録は生まれた。
健大高崎の１番、平山敦規中堅手（３年）が３個の盗塁を決め、今大会での合計盗塁数を８個（１回戦１個、２回戦２個、３回戦２個）に伸ばした。これは１９２１年（大正１０年）に京都一商高（現西京高）の原田安次郎選手が記録して以来のタイ記録。残念ながら試合は２‐５で負け、記録更新とはならなかった。
○…頭から氷水をかぶる「アイス・バケツ・チャレンジ」。この日もみんなの党代表の浅尾慶一郎衆院議員（５０）が神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海岸で氷水をかぶった。次に指名したのが何と安倍晋三首相（５９）。２３日現在、安倍首相サイドは態度を明らかにしていない。
海の向こうでは、一足先に指名のあった米国のオバマ大統領（５３）はチャレンジを辞退し、寄付することを約束、ブッシュ前大統領（６８）は氷水をかぶった。果たして安倍首相はどう出るか、動向が注目される。
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