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April , 2024
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今日見新々(1月30日=金)

2015年1月30日(金)11時49分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【年金アップも実質ダウン】

年金支給は実質ダウン、高齢者には厳しい結果になった

年金支給は実質ダウン、高齢者には厳しい結果になった

 厚労省が2015年度の公的年金の支給額(4月分から=支給は6月から)を、前年度比で0.9%引き上げると発表した。原則、年金額のアップダウンは、前年の消費者物価(2014年=2.7%)を元に弾き出された賃金上昇率(同2.3%)を基本にする。本来、この賃金上昇率と同率で年金額も引き上げられるはずだったが今回、初めて年金抑制策の「マクロ経済スライド」が適用されることになった。これは年金制度維持のため、本来の上昇率から一定の調整を行い、高齢化に伴う現役世代との調整を行うというものだ。例えばモデルケース(夫と専業主婦)の場合、これまでの支給額(月額6万4400円)より608円増えて6万5008円になる。ただ、もしマクロ経済スライドが適用されなければ、約1500円増えていた。数字の上での支給額は対前年度比で0.9%増えるが、本来受けられるはずだった支給額よりマイナス1.4%、単純計算で年間1万円ほど目減りする計算になるのだ。結局、物価上昇による年金マイナス分は貯金を切り崩すなどして自分で何とかしろ、ということに他ならない。

 少子高齢化により財源確保が難しくなり、年金制度そのものが継続危機に陥って久しい。しかし、それもこれも国の無策愚策が招いたことは明白。まず国民にその尻拭いをさせる前に、国も地方も議員定数の大幅削減、また議員歳費の削減など、自分たちが身を切る努力をするべきなのでは? と思うのだが、今通常国会で安倍首相が野党議員から議員定数削減について聞かれ、こう答えていた。「今後、第三者機関がまとめる案を尊重する」。何とも心もとない。せめて「私が責任を持ってすぐにやる!」くらいのことは言ってほしかった。本当は「衆院の比例代表30削減など生ぬるい。衆参ともに比例区の議員定数は半減、選挙区の1票の格差も全て解消する」とでも言えば、間違いなく後世に残る名宰相ともなること請け合いだ。年金受給者も「よし、国がそこまで頑張るなら」と実質年金削減にも喜んで協力するに違いない。

【ETC】

 ・因縁の対決は浜松市に軍配が上がり、宇都宮市は涙をのんだ。毎年、1世帯当たりのギョーザの購入額、いわゆるどっちがギョーザ日本一かで雌雄を争う両市の2014年の結果が、総務省の家計調査でわかった。それによると前年覇者の宇都宮が対前年比で730円も減らし4189円(対前年比730円減)、一方の浜松市は同208円も増えて4363円の大逆転。2年ぶりに王座を奪還した。調査対象となるのは県庁所在地と政令都市だけだが、ちなみに第3位は京都市の2780円、いかに浜松、宇都宮両市の購入額が突出しているかわかる。

 ・厚労省が発表した2014年の平均有効求人倍率は前年比0.16?増の1.09倍で、5年連続で改善した。また総務省が発表した同年の完全失業率は0.4?減の3.6%となり、4年連続で改善した。ちなみに先月の有効求人倍率は前月比0.03?増の1.15倍、完全失業率は0.01?低下して3.4%となっている。

 ・今年で42回目を迎えたヨーロッパ最大の漫画の祭典「アングレーム国際漫画際」(仏アングレーム)でSF漫画「AKIRA」や「童夢」の作者として知られる漫画家、映画監督の大友克洋さん(60)が日本人で初めて最優秀賞を受賞した。4日間で延べ20万人ほどが訪れるイベントだが、昨年は韓国政府が日本の従軍慰安婦問題を漫画にして物議を醸したことでも知られている。

 ・「イスラム国」で拘束中のジャーナリスト後藤健二さん(47)の救出に関しては、日本時間の1月30日中には進展が見られなかった。引き続き安否が気遣われる。


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