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April , 2024
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今日見新々(2月11日=水)

2015年2月11日(水)11時59分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【うさぎ降板決定】

ゴジム降板をビデオ出演で語る中村さん(東京MXテレビ「5時に夢中!」から)

ゴジム降板をビデオ出演で語る中村さん(東京MXテレビ「5時に夢中!」から)

 まことに残念な降板劇だった。夕方のローカル番組ながら、出演者たちの過激なトークで人気の情報生番組「5時に夢中!」(通称・ゴジム=東京MXテレビ=月~金、17~18時)で水曜レギュラーを務める作家の中村うさぎさん(56)がこの日のビデオ出演を最後に番組の降板を発表した。

 中村さんは作家やコラムニストとして活躍するかたわら、豊胸手術や整形手術を行い、浪費癖やさらにデリヘル嬢に挑戦するなど、なかなか過激な人生を歩んできた。同番組ではMCのふかわりょう(40)とアシスタントの内藤聡子(40)とともに出演し、とくに同じ水曜レギュラーの女優、美保純(54)とは〝うさじゅん〟コンビと呼ばれ人気があった。「うさぎさんも美保純も結構過激なこと言うんだけど、木曜レギュラーの中瀬ゆかり(新潮社勤務)や岩井志麻子(作家)のように嫌味じゃないし、生意気じゃない。ほんわかしていて、私はゴジムの中で最高のコンビだと思っていた」こう話すのは、水曜日だけは必ず録画して帰宅後、見ているという東京在勤の40代のサラリーマン。

 トラブルの発端は中村さんが今月初め、自らのブログで明かしたところによると、ゴジムのプロデューサーから「美保さんがうさぎさんから『ポルノ女優のくせに』と言われて傷ついています。フォローしてください」と言われたことだと記述。しかし中村さんは「思ってもいないそんな発言を私は絶対にしていない」と否定。自ら説明したくて美保にラインを送ったが、「10日以上、私のラインに既読ついていない」と肩を落としていた。結局、2人の仲をうまく取り持つ仲介人も現れず、いたずらに時ばかりが経過し、2週にわたって中村さんが番組を欠席した後、この日の降板発表につながった。

 中村さんはビデオの中で「(美保に対し)誤解されるような言い方したみたい。私にも非があるかもしれず…、まあジョークのつもりで言ったことが相手に通じなかった。私の非だろうし空気読めないということですよね」と反省の弁を述べた。また「テレビは瞬発力でしゃべるから、その瞬発力のせいで誤解を生んだり傷つけたりすることがあるかもしれない。テレビというメディア自体、私に向いてないんじゃないかと考えたりしてですね。私は自分の発言に100%責任を持ちたいから文章の世界に戻ります、というのが降板の大きな理由です」

 美保は、この日の放送もいつも通り出演、中村さんの代わりを国際弁護士の湯浅卓さん(59)が急きょ務めた。中村さんに代わるレギュラーはまだ未定というが、人気の〝うさじゅん〟コンビ解消により「あの2人だからよかった。どちらかが欠けてもダメ。多分、もうゴジムは見ないだろうね」(前出の会社員)といった落胆の声が聞こえてくる。トラブルの発端となったもう一人の当事者の美保からは、いまだ一切の言及はない。ある芸能関係者は「美保も美保、過去はポルノ女優だったんだから、それはそれで隠すことも恥じることもない。何より、いまはそれなりのポジションで頑張っているんだから、別に堂々としていればいい。それに中村うさぎ自身、デリバリーヘルスで働いたこともあるんだろ? 仮にポルノ女優発言が本当にあったとしても、恐らく差別して言ったわけじゃないと思うよ」と美保の度量の狭さを非難する。

 美保純を一躍スターダムにのし上げたのは、何を隠そう1982年に公開された日活ロマンポルノ「ピンクのカーテン」。いまのスタイル抜群のAV女優と違い、どこにでもいそうな健康的な体と妹タイプのコケティッシュな風ぼうが、世の男性陣を虜にした。その後、映画「男はつらいよ」シリーズのタコ社長の娘役など、女優としての階段を着実に上り、今ではシリアスな演技もこなし、さらにゴジムで見せる過激発言など、幅広い層までファンを拡大させていた。「もちろんポルノ女優だったということも知っているし、だからいろいろ苦労をして演技の幅が広がっているわけでしょ。渡鬼女優の東てる美さんだってそう。過去のことも堂々としていて好感が持てた女優の一人だったんだけどね。今回の中村うさぎとの騒動を見せられると、意外と鼻持ちならない女優じゃないかと思うようになって…もうガッカリ。ファン返上ですよ」というのは東京在住の40代の自営業者。もちろん「うさぎさんは無意識に発言したかもしれませんが、当事者の美保さんには相当キツいひと言だったんだと思いますよ。セクハラやパワハラと一緒で、受け取る側がどう思うかが一番大事。美保さんを責めるのはかわいそうですよ」(横浜在住の40代の主婦)。

 東京の一ローカル番組が引き起こしたちょっとした騒動、これにて一件落着といくのだろうか。

 【ETC】

 ・これは日本にとって朗報かはたまた悲報か…財政難に苦しむギリシャが何と、ドイツに対し第二次世界大戦時、ナチスドイツがギリシャ国内で行った占領被害の代償として1620億ユーロ(約22兆円)もの法外な賠償金を請求する権利があると主張し始めた。同国のチプラス首相の意を受けたコジアス蔵相がベルリンを訪れた際、ドイツ政府にそう伝えたという。当然、ドイツは「すでに問題は解決済み」として西ドイツ時代の1960年、ギリシャに1万1500マルク(約100億円=当時レート)を支払うことで合意したことなどを引き合いに出して説明した。折しも、似たようなことは日中韓、特に韓国とは今でも戦後補償の問題がくすぶっている。慰安婦に対する個人補償や、最近では個別企業に対しても賠償請求裁判が起こされている。これまで韓国が対日賠償請求の際に引き合いに出してきた「ドイツは戦後補償を済ませたのに、日本は済ませていない」。この主張は踏襲するのか、はたまた変えるのか。ドイツVSギリシャのせめぎ合いも気になるが、韓国の出方が注目される。

 ・東京・両国国技館で恒例の「NHK福祉大相撲」が行われた。この日も横綱・白鵬(29)は報道陣に無言を貫いたばかりか、帰路につく際も、まるで非常線を張るように付け人たちが完全ガードして、報道陣を一切近寄せなかった。いくら閉鎖的な角界とはいえ、ここまで来ると異常だ。横綱一人注意できない日本相撲協会の指導力も最悪だが、やはり無視されて、何も聞けずにその場でただぶら下がるだけの記者も記者。それでいてやれ「今日も無言だった」だの、「いまだ審判部に対する謝罪はない」などと白鵬に対する批判記事を書いたところで、「陰でゴチャゴチャ批判してんじゃないよ」と言われるのがオチ。ガツンと白鵬に意見できる気骨のある相撲記者はいないのかね。

 ・祈りは届かなかった。長野県警はこの日、八ケ岳連峰・阿弥陀岳(2805㍍)に登山中、9日から行方不明になっていた学習院大学4年で同大山岳部主将の吉田周平さん(22)と、1年生部員の土山莉里香さん(19)の2人の遺体を発見した。2人が見つかった場所は、標高2560㍍地点の急斜面の雪だまり。2人はロープで体をつないだ状態で見つかり、遺体には1㍍50㌢ほどの雪が積もっていた。滑落した後、雪崩に巻き込まれた可能性もあるとみられる。


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