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April , 2024
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今日見新々(2月18日=水)

2015年2月18日(水)11時23分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【迷宮事件に解決の糸口みつかる!?】

警視庁ガンバレ! ナンペイ事件は迷宮入りさせるな!

警視庁ガンバレ! ナンペイ事件は迷宮入りさせるな!

 当時、誰もが耳目を疑い、そのニュースを見ていたに違いない。1995年7月30日、東京・八王子市内のスーパーナンペイ大和田店の事務所内でパート店員のAさん(47)と地元の高校に通う同級生でアルバイト店員のBさん(17)、Cさん(16)が頭を拳銃で撃ち抜かれた状態で見つかった。BさんとCさんはガムテープで口をふさがれ、背中合わせにお互いの手もガムテープで巻かれていた。頭部にそれぞれ1発ずつの銃弾が撃ち込まれ即死、Aさんは縛られてはいなかったが、店の売上をしまう金庫の前で、やはり頭部に2発の銃弾を受けていた。

 強盗、もしくは怨恨かと、いまだ動機はつかめていないが、女子高生を含む女性3人の頭を拳銃で撃ち抜いて無残にも殺害するというあまりにショッキングな事件に、世の中は怒り、そして恐怖した。犯行時間前後に不審な人影があったとか、カップルが銃声を聞いたとか、次々と寄せられる情報を元に捜査されたが、ハッキリした犯人像すら浮かんでいない。昨年も、重要参考人の一人でカナダ在住の福建省出身の中国人を日本に呼び、旅券法違反容疑で逮捕して取り調べたが、結局、ナンペイ事件の供述は得られないまま、カナダに強制送還された。

 そんななか数年前に、警視庁が特別に開発した薬品を使い、証拠品として押収していたガムテープに付着していた指紋採取に成功していたことがわかった。指紋鑑定の際、12以上の一致点があれば同一人物とみなされるが、すでに10年ほど前に60代で亡くなっている男性Dの指紋と8点で一致した。Dに犯罪歴があるかどうかは公表されていないが、鑑定上は同一人物と確定はできなかったが、それでもかなり有力な捜査対象であるのは確かなようだ。ちなみに8点でも指紋が一致する確率は約1億分の1というから、素人考えでは一致しているに等しいと見て間違いなさそうだ。Dは限りなく黒に近い灰色なのだ。

 残念ながら当事者のDは死亡しており、証言は得られない。それでも「すでにDの周辺は家族や交友関係などを含め、いろいろと調べられているはず。場合によっては迷宮入り確実と言われたこの事件に、何らかの進展があるかもしれない」(警察関係者)という明るい兆しもある。この夏で事件発生ちょうど20年の節目を迎える。被害者の無念を晴らすためにも、ぜひ実行犯、そしてその背後関係を洗いざらい白日の下にさらけ出してもらいたい。ガンバレ日本の警察! 国民はあなたたちの捜査に期待し、そして応援している。

 【東京駅100周年Suica】

 JR東日本が発行、販売する「JR東京駅開業100周年記念Suica」(1枚2000円)の購入受け付けが9日かに締め切られ、この日、最終申込枚数が499万1000枚に達したと発表された。まず当初用意できる10万枚分を抽選で決め、当たった人には支払い期限が3月9日までの払い込み伝票を送付し、入金確認後、3月中旬に発送される。残り489万1000枚分は、6月中旬から来年3月ごろまでの間に順次発送予定で、スケジュールなど詳細については4月までに申込者に伝えるという。果たしてこのうち、実際に代金を支払い、購入する人が何人出るか不確かだが、仮に400万人が購入すると、その売り上げは80億円なり! 下世話な感想を言わせてもらえば、素直にうらやましい。ちなみに開業100周年で大騒ぎした東京駅だったが、知っての通り、日本で最初に開業したのは新橋(後の汐留駅=現廃駅)、品川、横浜(現桜木町駅)の各駅で1872年、すでに今年開業143年を迎える。大盛り上がりの東京駅を見て、「べらんめえ、そう騒ぐんじゃねえ。東京駅などまだまだひよっ子よ」てな声が聞こえてきそうだ。

 【中国の冷凍フルーツでA型肝炎】

 オーストラリア国内で、中国から輸入した冷凍フルーツが原因とみられるA型肝炎患者が確認され、感染拡大に危機感を募らせている。現在、ビクトリア、クイーンズランド、ニューサウスウェールズの各州で少なくとも13人の感染が確認されているという。問題のフルーツはパティーズ・フーズ社が中国から輸入販売している冷凍ラズベリーやミックスフルーツ。豪州内の主要スーパーで幅広く販売されている商品で、現在、同国としても輸入時の検査強化など対応を協議しているという。

 A型肝炎自体は劇症化しなければ慢性化することはなく、また一度かかると高い免疫力を得るため再発はないという。それでも潜伏期間が1カ月ほどあり、高熱や吐き気、黄疸が出るなどの症状があり、完治するには1~2カ月ほどかかると言われている。また高齢者ほど、重篤化するケースが多く、少ないながらも劇症化した時には4割ほどは死に至るため、決して侮ってはいけないのだ。

 A型肝炎は不衛生な環境で起こるケースが多く、今回は糞便をした後に工場の従業員が手洗いなど適切に行っていないことや、工場内の水自体もA型肝炎ウイルスに汚染されていた可能性もあったのではないかと見られている。A型肝炎ウイルスはよく加熱することで感染を防げるらしいが、さすがに冷凍フルーツではそうもいくまい。今回はオーストラリア国内だけでの話だったが、先日も日本国内で中国で製造されたいちごアイスにカビが見つかったばかり。こちらは今のところ、健康被害の報告はないものの、やはり世界的にも「中国の食品は要注意」といったところか。


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