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今日見新々(2月19日=木)

2015年2月19日(木)11時58分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【新豪華寝台特急の名前が決定】

「トワイライトエクスプレス 瑞風」に決まった豪華寝台特急(写真はJR西日本のHPから)

「トワイライトエクスプレス 瑞風」に決まった豪華寝台特急(写真はJR西日本のHPから)

 まさに新旧交代を告げるにふさわしいネーミングかもしれない。JR西日本は2017年春に運行開始予定の新型寝台特急の名称を「トワイライトエクスプレス 瑞風(みずかぜ)」に決定したと発表した。トワイライトエクスプレス? そう来る3月12日に最終運行を迎える「トワイライトエクスプレス」の名称を引き継ぐ。ロゴデザインは瑞風の頭文字Mにトワイライトエクスプレスのヘッドマークの象徴だった天使をあしらった。大阪―札幌間とはいかないが、運行エリアは京阪神と山陽・山陰エリアを回り、立ち寄り先で観光ツアーを実施する。全10両編成の内訳は客車6両に食堂車、ラウンジカーが各1両、先頭と最後尾は展望スペース車(後方車両はオープンデッキ)となっている。客室は1両につき3室と、それだけでも十分の広さが確保できるが、1両1室というまさに動くホテルにふさわしい客室も1室用意され、リビングと寝室が分かれ、さらにバスタブ付きの浴室、プライベートバルコニーまでついている。本家本元のオリエント急行もビックリの豪華さだが、気になるお値段は…。残念ながらまだネーミングが決定しただけで、詳細はこれから段階を追って発表される予定。

 ちなみにすでに2013年10月に運行開始されたJR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」は大盛況で、コースにもよるが最低でも1人20万円を超す高額チケットは、どれもこれも入手困難なプレミアムチケットになっている。とくに最高ランクの客室DXスイートAでは2人1室で1人75万円にもかかわらず、170倍の競争率になったこともあるというから物凄い。前例をみても、まあよほど懐具合に余裕のある人向きの商品であるのは間違いないが、瑞風もそれに負けず劣らずの高額商品になると予想される。すでにJR東日本でも新しい豪華寝台特急「四季島」の運行開始をこの瑞風同様、17年春ごろを予定。こちらも料金や詳細な運行区間はまだ決まっていないが、やはりJR東日本管内のみの運行になる可能性が高く、料金も相当高額になりそうだ。

 ただ不思議なのは、豪華寝台列車を新規に運行するに際してJR各社、その管内のみでの運行にとどまっていること。いまや北海道の最北端、最東端から九州の最南端、最西端が1本の線路で結ばれている。日本全国を縦横無尽に駆け抜ける、いっそのこと正真正銘の日本版オリエント急行が企画されてもよさそうなものだ。「これこそ国鉄分割民営化のデメリットの一つで、もとは同じ会社でも、いまはそれぞれ独立して全くの別会社。なかなかJR各社間で意思を統一させるのは難しい。もし2週間でも1カ月でもかけて、日本一周豪華寝台特急の旅なんて企画されたら、1人500万円、いや1000万円くらいの価格設定でも即完売するんじゃないだろうか。日本が本腰入れて観光立国を目指そうというなら、それくらいの覚悟は持って、列車の旅の企画もしてほしいものだ」とはある観光産業アナリストの弁だ。まずは欲をかかずに一歩一歩、段階を踏んで…、まずは「トワイライト 瑞風」の今後に期待しようではあるまいか。

 【おいしいお米を食べた~い!】

 日本穀物検定協会はこの日、2014年産米の「食味ランキング」を発表した。これは「炊飯した白米」を実際に試食して評価する食味官能試験に基づいた格付けで、同協会が1971年から毎年発表している、とても歴史のあるランキングなのだ。平均となる米を「A´」とし、基準米より特に良好なものを最高ランクの「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B´」の5段階で評価する。今回は東京、大阪、沖縄を除く44道府県から133の銘柄米がエントリーされ、食味試験を実施した。結果、「特A」に認定されたのが25道府県42銘柄、「A」が70銘柄、「A´」が21銘柄で「B」と「´B」は06年産米以降、選出されていない。

「特A」に選ばれたのは以下の通り。北海道=ななつぼし、ゆめぴりか 秋田県=あきたこまち(県南) 岩手県=ひとめぼれ(県南) 山形県=コシヒカリ、はえぬき、ひとめぼれ、つや姫 宮城県=ひとめぼれ、つや姫 福島県=コシヒカリ(会津)、コシヒカリ(中通)、ひとめぼれ(会津)、ひとめぼれ(中通) 栃木県=コシヒカリ(県北)、なすひかり(県北) 新潟県=コシヒカリ(上越)、コシヒカリ(中越)、コシヒカリ(魚沼)、コシヒカリ(岩船)、コシヒカリ(佐渡) 長野県=コシヒカリ(南信)、コシヒカリ(北信) 山梨県=コシヒカリ(峡北) 富山県=コシヒカリ 福井県=コシヒカリ 岐阜県=コシヒカリ(飛騨) 三重県=コシヒカリ(伊賀) 兵庫県=コシヒカリ 京都府=コシヒカリ(丹後) 奈良県=ヒノヒカリ 香川県=おいでまい 愛媛県=ヒノヒカリ 鳥取県=きぬむすめ 島根県=つや姫 福岡県=元気つくし 佐賀県=コシヒカリ、さがびより 熊本県=ヒノヒカリ(城北)、森のくまさん、くまさんの力 鹿児島県=あきほなみ(県北)

 【リベンジポルノ防止法初の逮捕者】

 福島県警郡山北署などがこの日、30代の知人女性の裸の写真をばらまいたとして、同県須賀川市の会社員、宮田慎也容疑者(33)をリベンジポルノ防止法違反容疑で逮捕した。同法適用は全国初。同容疑者は郡山市内のショッピングセンターの駐車場で1月25~27日の3日間、少なくともを50枚の写真をばらまいたとみられ、この女性以外は画像の一部にぼかしを入れたりして、自分に捜査が及ばないように加工していたという。

 何とも許しがたい犯罪だが、この10年強の間に急速にデジタルメディアが普及し、個人レベルで様々なプライベート写真や映像が撮影でき、またネット上などでも簡単に公開できるようになった。恋人同士も永遠にその愛が続けばよいが、別れたのち、特に男性サイドが腹いせにあられもない画像、映像を流し、被害に遭う女性が続出している。

 もちろん第三者からすると、「どうしてそんな画像や映像を撮らせるんだ。撮らせる女性にも問題はある」と思うが、この手の問題に詳しい東京都内のカウンセラーはこういう。「その時は断って嫌われでもしたらどうしよう、と思ってしまい、イヤイヤながら同意してしまう女性は多い。ただ断って関係が終わるような相手なら、所詮、その程度の男。それでもしつこく要求してくるなら、それこそ変態だと思って、すぐに付き合うのはやめるべき。まずは女性には…いや少ないながらも逆もあるので男性にも、断る勇気を持ってほしい」

 被害者に落ち度を指摘するのは酷だが、やはり被害に遭わない最大の防御は、他人に見せられないような画像、映像は撮らせないこと。右、ねんのため。


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