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April , 2024
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今日見新々(2月7日=土)

2015年2月7日(土)11時58分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【未明の逮捕劇】

 和歌山県紀の川市後田の空き地で殺害された同市立名手小学校5年生、森田都史君(11)が殺害された事件で、殺害現場からも、森田君の自宅からも目と鼻の先に住む中村桜洲容疑者(22)が殺人容疑で逮捕された。同容疑者は両親と姉の4人暮らし。父は仏教系の大学で教授をしているという。同容疑者を知る学生時代の同級生や近隣住民の話では「おとなしい性格で、まさか殺人を犯すようなタイプに見えなかった」と一様に驚きを隠せない。

 ただ希望の高校受験に失敗し、工業高校に通ったが中退、その後、引きこもりがちになったとか、自宅や河川敷で木刀を振る姿をよく見かけたとか、さらに森田君の中学生の兄を追い掛けたり、森田君宅を覗いていたなど、不審な行動も目撃されていた。犯行動機を含め、これから本格的な取り調べが進むが、この容疑者の心の闇をひも解くことこそが、第二、第三の森田君を出さないことにつながる。最近の理解不能な凶悪事件の根本原因がどこにあるのか、国を挙げて取り組む問題なのかもしれない。

 【夜の突入劇】

 東京・渋谷区神南の雑居ビルにある探偵事務所の社員から「男がナタを持って錯乱状態になっている」と110番通報があったのが午前11時前のことだった。警視庁渋谷署員が駆け付けると男はすでに雑居ビルにはおらず、隣にあるマンション14階の自室に1人戻っていた。ところがベランダからゴルフバッグやプリンター、鉢植えなどを放り投げたり、書類を破り捨てながら何かをわめき散らしていた。部屋から出てくるよう説得する捜査員たちに拳銃のようなものを向け威嚇し続けた。現場となったのはJR渋谷駅から600~700㍍の繁華街。土曜日とあって辺りは騒然とし、半径約100㍍にわたって規制線も敷かれた。

 再三の説得にも応じず、こう着状態が続いた午後8時45分ごろ、警視庁捜査1課特殊班の捜査員がマンション屋上からロープで降下、男がベランダから背中を向けて部屋に入る瞬間を狙い突入して取り押さえた。男は通報のあった探偵事務所の元代表の伊藤博重容疑者(47)。捜査員にベランダから物を投げつけたとする公務執行妨害の疑いで、その場で逮捕された。室内からはモデルガン4丁が見つかり、捜査員を威嚇した拳銃のようなものもモデルガンと見れらる。逮捕時は興奮していて、犯行自体「覚えていないと」いう同容疑者。犯行動機はこれから調べられるが、ケガ人が出なかったのだけは不幸中の幸いだった。

 【ETC】

 ・米ニューヨークの地下鉄の各駅で行われた細菌調査の結果が発表された。調査はコーネル大学の研究者たちが同市を走る地下鉄24路線466の駅で行われ、1457のDNAサンプルを採取。結果は、少なくとも1688種類の細菌の存在が明らかになり、全体の27%の検体から人体に何らかの影響を与える可能性のある菌が確認された。微量ながら2検体から炭疽菌、3検体からペスト菌の存在を示す痕跡が見つかったが、今のところ人体を脅かすレベルではないという。ただこのところ広がるイスラム国などテロの脅威は、細菌とは無縁ではない。使用されると銃火器以上に恐ろしいと言われているだけに、常に何らかの対策は必要不可欠。かつて地下鉄サリン事件でその恐怖を知っている日本だけに、細菌兵器も念頭に置いたテロ対策は喫緊の課題である。

アナ雪の40週連続1位を阻止したドラゲナイ

レリゴーの40週連続1位を阻止したドラゲナイ

 ・アナ雪が遂にトップの座から引きずり降ろされた。オリコンが発表した最新の週間カラオケランキング(2月9日付)によると、昨年5月12日付以来、39週にわたり1位を続けてきた映画「アナと雪の女王」の劇中歌「Let It Go~ありのままで~」(松たか子)がSEKAI NO OWARIの「Dragon Night」に抜かれ、トップの座を明け渡した。同曲のCD発売は10月、10週目にして初の第1位。歌うとレット・イット・ゴーが〝レリゴー〟に聞こえることから大流行フレーズになったが、ドラゴン・ナイトは〝ドレゲナイ〟。ファンやネットを中心に、こちらも話題になっているのだとか。

 ・大きな事故を起こしていたら…そう思うと家族の通報は正解だった。京都府警向日町署はこの日、同府警下鴨署の巡査部長、向山聡容疑者(56)を道路交通違反(酒気帯び運転)疑いで逮捕した。向日町署によると同容疑者は6日夜、飲酒して帰宅、その直後に車で出ていった。それを見た家族が110番通報、再び帰宅してきた同容疑者を同署に任意同行して呼気検査した結果、基準値を超えるアルコールが検出された。同容疑者は「ビールは結構飲んだが、運転した覚えはない」と話しているという。だいたい運転したことさえ覚えていないほどの痛飲は一歩間違えば、人を轢き殺す可能性もあったはず。国を挙げて飲酒運転を撲滅させようとしているさ中、警察官がこれでは示しがつかない。当然、厳しい処罰、処分は下されるだろうが、殺人者にならずに済んだことだけは喜ぶべきなのかもしれない。

 ・沖縄・宜野湾市で行われているベイスターズキャンプを訪れていた松井秀喜氏(40)がフリー打撃に挑戦した。中畑監督の要請によるもので、28スイング中、柵越えは1本。全盛期の同氏からすると物足りなさも感じるが、それでもゴジラパワーはいまだ健在だ。


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