今日見新々（３月１日＝日）
日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。
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【上村君事件の真犯人は人権！？】
今日も上村君が旅立った多摩川河川敷には、多くの花が供えられた
２月２０日に起きた川崎市立大師中学１年の上村遼太君（１３）殺害事件で、少しずつ状況が明らかになってきた。いまだ主犯格の自称無職の少年Ａ（１８）は「今は話さない」と黙秘を続けているようだが、同じく殺人容疑で逮捕された無職の少年ＢとＣ（ともに１７）は供述をはじめている。Ｂは「（多摩川河川敷の）現場をちょっと離れて戻ってみると、上村君が血を流して倒れていた。Ａを非難するとナイフを突きつけられ『ぶっ殺すぞ』と脅された」と殺害に関しては否定、Ｃも同様に殺害はＡの単独犯行だったと供述している。また上村君の衣服を燃やしたことにも「Ａの指示で行った」とＢとＣの供述が一致しているという。さらにＢと思われる人物が事件の翌日の２１日、無料の通話通信アプリＬＩＮＥ上で「何でこうなったんだよ（泣）もう俺のせいだよ！！もう会えないと思うとめっちゃ悲しいよ（泣）いろいろ教えてもらうことだってあるのによ！！（泣）本当にごめんな（泣）」と書き込んでいることがわかり、捜査関係者は関連を調べている。
また上村君が殺害される前の２月１２日、当時、上村君がＡから度重なる暴行を受け、大きなアザや複数の傷をつくる被害に遭っていたことに関連し、上村君の知人や友人らがＡに謝罪させるため、Ａの自宅を訪問。ところが当日Ａは不在で、家族が警察に通報、トラブルになっていたことが分かった。当事者の上村君もその場にいなかったため、Ａによる暴行の確認は取れなかったという。そのことが結果的に（上村君に）裏切られたと憎悪を募らせたＡを、殺人という残忍な事件へ導いてしまったと見る関係者は少なくない。もしその場に「上村君が同行していたら」、また「Ａが在宅だったら」…恐らく状況は大きく変わっていた可能性は高いのだ。もちろん「Ａの親は何やってんだ」という批判は大いにあるが、なぜこういう事件が頻発して起き、また陰湿ないじめがこの世の中からなくならないのか。家庭環境や育ちを理由にするのは簡単だが、「私は度が過ぎた人権重視の世の中が問題だと思います」というのは東京都内のある私立中学の５０代の教師だ。
「批判を覚悟のうえで言いますが、子どもを教育する際、ある程度の体罰は必要なんです。我々が子どもの時分は、ビンタの一発や二発なんて当たり前。それで文句をいう親もいなければ、生徒も納得し、そして反省したものです。もちろんケガを負わせるような暴力はよくないが、体罰が必要な生徒はいる。それを世の中の人権派と呼ばれる連中が大きな問題にし、ゲンコツ一つで暴力教師のレッテルを張り、逮捕に至るケースもあります。だからこそ、教師は委縮し、その分、生徒は増長します。怖くもない教師の言うことなど聞く子はどんどん少なくなり、だからこそ世の中がおかしくなったんじゃないですか。会社員のことはよくわかりませんが、最近のパワハラ問題だって、すべてが悪いと決めつけるのはどうかと思いますよ。部下を育てるために必要不可欠なパワハラだってあるでしょう。私は少なくとも、正論を振りかざして、極端に人権を問題視する連中こそが、今の世の中をおかしくしていると思っています。上村君事件もその延長線上だし、極端な言い方をすれば、犯人の少年３人も被害者と言えなくもありません」
この５０代の教師は「昔、小学生向けのＮＨＫの教育番組で『みんななかよし』という道徳ドラマがありましてね。〝口笛吹いてぇ～空き地へ行ったぁ～知らない子がやってきてぇ、遊ばないかと笑って言ぃったぁ～〟って主題歌がありましてね。〝独りぼっちはつまらない、誰とでも仲間になって仲良しになろぉ〟と続きます。最後は知らない子が誰もいなくなって、〝みんな仲間だ仲良しなんだぁ〟で終わります。間違いなく上村君が島根で暮らしていた時は、こんな小学校時代を送っていたんだと思いますよ。でも都会に来たら、仲間と思って付き合ったら、とんでもない悪魔だった。浮かばれませんよ」と肩を落とした。
上村君事件は全容解明に向け、捜査は着々と進んでいるが、決して失った命は戻ってこない。同じ悲劇、過ちを繰り返さないためにも大人たちは何をすべきか、真剣に考えるべき時がきているのは間違いない。
【錦織４位にランキングも連覇ならず】
男子テニスの「メキシコ・オープン」（アカプルコ）２連覇を目指し、世界ランク９位で第２シードのダビッド・フェレール（３２、スペイン）との決勝に臨んだ錦織圭（２５、日清食品）は３―６、５―７のストレートで負け、準優勝に終わった。それでも明日２日に更新される世界ランキングでは現行の５位から自己最高の４位に浮上、日本人選手としては男子で初、９５年に記録したクルム伊達公子（４４、ＴＢＣ）の順位に並んだ。
【Ｗ杯スキー女子ＨＰで小野塚Ｖ】
米パークシティー（ユタ州）で行われたフリースタイルスキーのＷ杯女子ハーフパイプ決勝で、２０１４年のロシア・ソチ五輪で銅メダルを獲得した小野塚彩那（２６、石打丸山ＳＣ）が初優勝、これまで５度の表彰台で２位２回、３位３回と悔しい思いをしていたが、ついに頂点に立った。
