今日見新々(3月27日=金)①お家騒動はひとまず家具屋姫の勝利で決着②プロ野球開幕③トヨタ「アクア」がV3
日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。
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【お家騒動はひとまず〝家具屋姫〟の勝利で決着】
他人の不幸は蜜の味…まさに今回の大塚家具ならぬ大塚家のお家騒動は、ニトリやイケアといった一般大衆向けのインテリアショップを利用する大多数の日本国民にとっては全くもって他人事。気が気でなかったのは、当事者の大塚勝久会長(71=27日付で会長退任)、久美子社長(57)父娘と同社の社員や取引先、それにこの日、東京都内で経営権を巡り開かれた株主総会に集まった約200人を含めた同社の株主くらい。でも気になる。何だか面白い…とりあえずこの戦いは娘が制し、一件落着した。
ある在京キー局の関係者は、「正直、勝敗の結果なんて知ったこっちゃなかった」と言いながら嬉しそうにこう続ける。
「日本人だからというわけではないが、まさにドラマを見ているような親子間の愛憎劇は、橋田壽賀子&石井ふく子コンビも口アングリな展開だった。経営権を巡る親族間の争いは、父と息子だったら珍しくないが、これが父娘間だから余計ドラマを盛り上げた。もうネタとしては超一級品。この問題が勃発してから、ワイドショーはどこもかしこも、大々的に取り上げてきたが、ひとまずこれでパート1は終了。続編があるかどうかはこれからの展開次第だろうね」
各局一斉に報じるものだから、視聴率争いに影響はないに等しかったが、それでも「作り手としてはストレートに事実を報じればいいだけの話で、放送するのもとてもラク。それに愛憎劇が絡んでいるから視聴者も退屈しない。今回の株主総会では、ついにはお母ちゃん(会長にとっては妻)までもが登場して場を盛り上げてくれた。もっとヤレ~、ってな感じだった」(同)
株主総会の詳細は他に譲るとして、久美子社長は5人兄弟(2男3女)の一番上。勝久会長はこの日、3人目の質問者として登場し「子どもは5人作ったが、最初の久美子が大変な難産だった。諦めかけたが女房が頑張ってくれた。5人ともいい子に育ってくれた」と発言。そして総会が終盤に近付くころ、会長の妻であり社長の母でもある千代子さん(68)が「母親です。今日はお詫びに参りました」とひとこと言って株主質問に登場した。彼女が出した結論は「久美子に経営ができるとは思わない。社員をいじめないでほしい」だった。
会長には長男の勝之氏(同社専務→27日付で専務を退任)と妻の千代子さんがつき、久美子社長には2男の雅之氏(同社執行役員→同取締役営業副本部長に昇格)、2女の舞子氏(大塚家の株管理会社役員)、3女の佐藤智子氏(同)に付き、まさに一家を二分するお家騒動。
総会後、久美子社長は「このような混乱を生じ、お客様にもご迷惑をおかけし、本当に申し訳ない」とわび、勝久会長は「すべて私の不徳の致すところ。心からおわびする」と敗戦の弁を語った。「今回は機関投資家の多くが社長側に付いたことで、一般投資家も8割方が社長側に流れた。ただこれで一件落着とはいかないのではないか」と見るのは民間情報調査機関の幹部氏だ。いまだ勝久会長が18.88%(2014年末時点)の株を保有する筆頭株主であることに変わりなく、発言権は低くない。「性格的にこのまま引き下がるとも思えない。今度こそは、しっかりと外堀を埋めたうえで、改めて社長解任の株主提案をしてくる可能性はゼロではない」(同)。
前出の在京キー局関係者は、「ぜひ続編をお願いしたい。勝久会長、我々のためにもガンバって!」と期待するが、果たして…。でもやっぱ、大塚家具がどうなろうが、株主でもない大多数の庶民には「そんなのカンケーネー、オッパッピー」なお家騒動に違いない。
【プロ野球開幕】
オリックス0ー1西武(西武P)
オリックス・ディクソン、西武・牧田の先発で始まった試合は、ゼロ行進が続く投手戦。均衡が破れたのは6回、2死一、三塁のチャンスにメヒアが右前適時打で先制、虎の子を守り切った西武が3年ぶりに開幕戦を勝利し、今季から正式にチームを指揮することになった田辺新監督に初勝利がプレゼントされた。勝ち投手は牧田、負け投手はディクソン、高橋朋にセーブが付いた。
楽天2―5日本ハム(札幌D)
楽天・則本、日ハム・大谷の先発で始まった試合は5回、それまで則本にパーフェクトで抑えられていた日ハムが3連打や送球ミスなどで一気に3点を挙げ逆転に成功。大谷が6回に右ふくらはぎがつったため大事を取って降板したが、そのまま日ハムが逃げ切り、大谷に勝ち星が付いた。負け投手は則本、増井にセーブがついた。楽天ウィーラーに1号HR。
ロッテ3―1ソフトバンク(ヤフオクD)
ロッテ涌井、ソフトバンク摂津の先発で始まった試合は6回、先頭の荻野貴の内野安打を足掛かりに、鈴木の中前適時打でロッテが先制、この回に2点を挙げ、そのまま逃げ切った。工藤新監督は初陣を飾れず、ソフトバンクは8年ぶりの開幕黒星スタート、勝ち投手は涌井、負け投手は摂津、西野にセーブがついた。ロッテ井口に1号HR。
ベイスターズ2ー3巨人(東京D)
ベイスターズ久保、巨人・菅野の先発で始まった試合は1回、巨人は先頭の坂本が左前安打で出塁、二塁に進塁した後、3番長野が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち生還した。2回には四球で出塁した高橋由を一塁に置き、亀井が右翼席に2点本塁打を叩き込んだ。序盤に上げた3点で逃げ切った巨人は4安打、倍以上の9安打を放ったベイスターズに勝利した。勝ち投手は菅野、負け投手は久保、澤村にセーブがついた。ベイスターズ筒香、関根、巨人・亀井にそれぞれ1号HR。
中日4ー5阪神(京セラD)
中日・山井、阪神メッセンジャーの先発で始まった試合は、6回まで中日が3点リードし、阪神は散発2安打のゼロ行進が続いた。7回にようやく1点を返した阪神は、8回に4安打を集中して同点。4―4で迎えた延長10回、先頭の上本が四球で出塁し、犠打や暴投で2死三塁の時に打席に立ったマートンが見事、左前サヨナラ打を放ち阪神が勝利した。阪神が開幕でサヨナラ勝ちするのはまだ1リーグ時代の1941年に、阪急に勝って以来、実に74年ぶり。勝ち投手は松田、負け投手は田島。
ヤクルト4ー2広島(マツダS)
ヤクルト小川、広島・前田の先発で始まった試合は、両エースの投げ合いで小川は7回を7安打失点ゼロ、前田も7回投げて7安打2失点でともに降板した。8回に広島が2点を挙げて同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。11回、ヤクルト先頭中村が左前打で出塁するなどして、最後は2死一、二塁の場面でミレッジが右中間に2点適時三塁打を放ち、そのままヤクルトが逃げ切った。勝ち投手はバーネット、負け投手は中崎。
【トヨタ「アクア」が低燃費車V3】
国土交通省はこの日、「平成26年版『自動車燃費一覧』」を公表し、合せて「燃費の良い乗用車ベスト10」を発表した。1500cc~2000ccの普通・小型車部門ではトヨタの「アクア」(1500cc)がリッター37.0㌔で3年連続トップ、以下は次の通り。②ホンダ「フィット」(1500cc、リッター36.4㌔)③ホンダ「GRACE」(同、34.4㌔)④トヨタ「カローラアクシオ」(同、33.0㌔)④トヨタ「カローラフィールダー」(同)⑥トヨタ「プリウス」(1800cc、32.6㌔)⑦マツダ「アクセラ」(2000cc、30.8㌔)⑧レクサス「CT200h」(1800cc、30.4㌔)⑨ホンダ「アコードハイブリッド」(2000cc、30.0㌔)⑨マツダ「デミオ」(1500cc、同)。
また軽自動車(660cc)はスズキの「アルト」とマツダの「キャロル」がともにリッター37.0㌔でトップ、以下は次の通り。③スバル「プレミオプラス」、ダイハツ「ミライース」、トヨタ「ピクシスエポック」(以上35.2㌔)⑥スズキ「ワゴンR」、マツダ「フレア」(以上32.4㌔)⑧ダイハツ「ムーヴ」(31.0㌔)⑨スズキ「MRワゴン」、日産「モコ」、同「デイズ」、三菱「eK」(以上30.0)。
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