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April , 2024
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今日見新々(3月28日=土)~①古賀氏VS古舘氏 一夜明けて議論伯仲②重傷予備校生が見事東大合格③羽生敗れてミキティ歓喜!?④プロ野球結果

2015年3月28日(土)11時59分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【古賀氏VS古舘氏 一夜明けて議論伯仲】

各所から批判も浴びせられた古賀氏、今後の動向が注目される(写真は同紙の著作「国家の暴走~安倍政権の世論操作術」=角川書店刊)

 テレビ朝日の夜のニュース番組「報道ステーション」でレギュラーコメンテーターを務めてきた元経産官僚の古賀茂明氏(59)が、自らの降板を巡って、最後の出演となった27日の放送に生出演し、キャスターの古舘伊知郎氏(60)と激しくやりあった。生放送中の予期せぬバトルだっただけに、放送終了後は各所で喧々諤々の話題になっている。

 本サイトでも早速様々な声を拾ったが、その前にまずは軽くおさらいから。元官僚らしからぬ物言いが信条の古賀氏は、原発批判など、何かとあれば、これまで安倍政権を徹底的に批判してきた。特に報ステ降板の理由とされたのがイスラム過激派「イスラム国」に今年1月、ジャーナリストの後藤健二さんが誘拐、殺害された時だ。当時、安倍首相がカイロへ出かけた際に人道支援のため2億㌦の無償資金協力を約束、これが後藤さん殺害の引き金になると主張した。また日本人は戦争をしない国だと強調するためにも「I am not Abe」と世界に向けて訴えるべきだと力説、さらに安倍政権批判を強くした。その直後に、3月いっぱいでの報ステ降板が決まっただけに、古賀氏は「(安倍政権による)言論封殺だ」「(安倍政権は)独裁政権だ」…といよいよ批判のボルテージを上げていた。

 それで最終出演となった27日の放送に至るのだが、まず古舘氏から中東情勢に対するコメントを求められた古賀氏は「ちょっとその前に」として、中東情勢とは全く関係のない話を始めてしまった。

「私、今日(報ステ出演)が最後ということで、テレ朝の早河会長とか、あるいは古舘プロダクションの佐藤会長の意向でですね、私はこれが最後ということなんです」といきなり語り始めたからさあ大変。自分の降板は報ステを放送する局サイド、そして制作を仕切るプロダクションのそれぞれのトップの意向が働いたと力説し始めたのだ。古舘氏は「古賀さん、ちょっと待ってください、古賀さん…いまのお話は私としては承服できません」と慌てふためき、時に語気を強め、この予期せぬ展開に困惑した。そして「テレビ側から降ろされるってことは、違うと思いますよ」と古舘氏が言うと、すかさず古賀氏が「いや、でも古舘さんは言われましたよね。『こういうふう(番組降板)になることについて自分は何もできなかった、申し訳ない』と」と追い打ちを掛ける。

 ここから短いながらも本格的なバトルが始まった。

 古舘「この前お話したのは、楽屋で古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、古賀さんの思うような意向に沿って流れができていないんであるとしたら、大変申し訳ないと私は思っている。しかしさっきの話は極端すぎる…」

 古賀「録音させていただきましたので、そういうふうに言われるのなら、全部出させていただく」

 この発言で、ついに切れたように古舘氏はこう続けた。

 古舘「いや、こちらも出させていただくことになる」

 古賀「いいですよ」

 これ以上の堂々巡りはさすがにマズイと思ったのか、古舘氏は矛先を収めた。それでも古賀氏は、その後も「I am not Abe」という手書きのプラカードを掲げるなどして、最後の出演を終えた。すると早速、各界各所から賛否両論渦巻くような意見が沸き起こった。まずは2人の論客から批判が寄せられた。

「公共の電波で自分の見解を伝えるという貴重な機会を、個人的な恨みの吐露に使っている人を見ると、なんとももったいないことをするのか…と思う」とジャーナリストの江川紹子氏(56)がツイッターでつぶやけば、同じくジャーナリストの竹田圭吾氏(50)は「古賀茂明という人はテレビで発言する機会を与えられていることの責任と義務を全く理解していない」と批判した。

 しかし一方で、「意外かもしれないがテレビで見かけるジャーナリストや評論家という職業の連中は、結構うまく体制派になびいている。それでメシ食っているから仕方ないんだけども、どんな立派な御託並べている人物でも、一皮むけばとてつもなく人間的という連中も少なくない。もちろん江川氏や竹田氏のことを言っているわけではないが、少なくとも古賀氏を批判できるような立派な立場の人は、私はそうそういないと思う」というのは、テレビには全くお呼びがかからないジャーナリストのX氏。「貧乏暇なし」をよしとし、ジャーナリスト活動をする御仁で、「大体売れっ子の評論家やジャーナリストを見てごらんなさい。なかなかいい暮らししてるよ」(笑)という。

「今回の一件で、素人さんでさえ『古賀は公共の電波を使って好き勝手言ってけしからん』と言ってるのをかなり見かけるけど、フリーの立場で権力と立ち向かうのが、どれほど大変なことかわかっちゃいない。今回の古賀氏の言動は、決して褒められはしないけど、批判されるべきでもない。随分と思い切ったことを言ったな、人生を賭けたな、大丈夫かな…そう言うレベルの発言。私は古賀さんという人物をよく知らないが、言っていることは間違ってはいない。最近の安倍政権の流れをみていると、民主主義は多数決、その大原則で選ばれた政権だから何をやっても許されるという間違った風潮ができつつある。本来、時の政権が暴走しそうになったら、第4の権力と言われるマスコミが監視しなければいけないが、かつての戦前戦中のように、その監視が行き届かなくなりつつある。もし古賀氏がそれを危惧して今回のような発言に至っているとしたなら、我々国民はもっと真摯にその発言を受け止め、政権監視の目を厳しくしなければいけない。そのいい契機にするべきだと考える」

 本人も悟っているように、しばらくテレビからは声がかかりづらくなった古賀氏。今後の活動が注目される。

 【殺人未遂事件に巻き込まれた重傷の予備校生がお見事、東大に合格】

 昨年11月、北九州市小倉区の予備校「代々木ゼミナール小倉校」で起きた殺人未遂事件で重傷を負った男子生徒Aさん(19)が見事、東大文科2類に合格したことが分かった。事件は11日正午ごろ、同校4階の自習室で発生、同校の予備校生、中島政夫被告(30)が刃渡り16.5㌢の包丁でAさんの左胸など複数個所を刺し、殺害しようとしたとして殺人未遂で福岡県警小倉北署に逮捕された。Aさんは全治約3カ月の重傷を負っていた。犯行動機については「目が合って睨まれて刺した」と言っていたが、犯行の1週間ほど前に中島被告と別の生徒がトラブルになり、Aさんが仲裁に入っていた。「とにかく事件に負けたくない」と奮闘努力を重ね、見事に日本最難関大学の合格切符を手にした。

 【羽生敗れて日本人はガッカリ、でもミキティは歓喜!?】

 中国・上海で行われたフィギュアスケート世界選手権はこの日、男子シングルスのフリーが行われ、前日のショートプログラム(SP)で首位に立っていた羽生結弦(20)はフリーで175.88点、合計で271.08点と一時トップに立った。ところがその後に滑走したスペインのハビエル・フェルナンデス(23)がフリーで181.16を挙げ、合計273.90点。羽生の得点を上回り、逆転優勝を収めた。羽生は冒頭の4回転ジャンプに失敗したほか、転倒もするなどミスが目立った。日本勢としては初となる世界選手権連覇はならなかった。銀メダルに終わったことで、羽生は「悔しい。やっぱり悔しいです」を繰り返したように、本人だけでなく多くの日本人もガックリ肩を落としたが、この人だけは別格。ミキティこと安藤美姫だけは、恋人フェルナンデスの優勝の模様をツイッター上でアップし続け、しつこいほどにフェルナンデスの優勝をアピールしていた。

 この日は男子の演技の前に行われた女子シングルスでは、世界選手権初出場の宮原知子(17)が前日のSP3位から一つ順位を上げ、合計193.60点で銀メダルを獲得し、日本人女子としては10年連続のメダル獲得となった。

 【プロ野球開幕2日目の結果】

 オリックス0ー2西武(西武P)=西武2勝0敗

 オリックス・バリントン、西武・野上の先発で始まった試合は、西武が初回に2連打から犠飛による1点を先取し、その後4回、二塁打で出塁した浅村を森の中前適時打で返し加点、そのまま逃げ切った。西武は西鉄時代の1967年以来、実に48年ぶりとなる開幕2戦連続完封勝ち。勝ち投手は野上、負け投手はバリントン、高橋朋には前日に続きセーブが付いた。

 楽天4―2日本ハム(札幌D)=日本ハム1勝1敗

 楽天・レイ、日ハム・武田勝の先発で始まった試合は2回、楽天が武田の暴投や藤田の中前適時打で2点を先制、その後も序盤に1点ずつを加え、逃げ切った。これで新生デーブ楽天が初勝利を挙げた。勝ち投手はレイ、負け投手は武田、松井裕にセーブがついた。

 ロッテ2―4ソフトバンク(ヤフオクD)=ソフトバンク1勝1敗

 ロッテ・チェン・グァンユウ、ソフトバンク・スタンリッジの先発で始まった試合は3回、1点ビハインドのソフトバンクが四球、安打で2死満塁のチャンスに4番内川が右前適時2点打で逆転。そのまま逃げ切り、工藤ソフトバンクがペナントレース初勝利を挙げた。勝ち投手はスタンリッジ、負け投手はチェン、サファテにセーブがついた。

 ベイスターズ10ー2巨人(東京D)=巨人1勝1敗

 ベイスターズ山口、巨人ポレダの先発で始まった試合は1回、ベイスターズ打線が制球の定まらないポレダを攻め、2四球と梶谷、バルディリスの適時二塁打で3点を先制、6回にはポレダに代わった土田からロペスの2ランなど5安打を絡めて5得点を挙げるなどして大勝した。勝ち投手は山口、負け投手はポレダ。ベイスターズ・ロペスに1号、同・筒香に2戦連発となる2号HRが飛び出した。

 中日0ー1阪神(京セラD)=阪神2勝0敗

 中日バルデス、阪神・岩田の先発で始まった試合は、まさに息詰まる投手戦。バルデスは6回まで阪神打線を3安打無失点、岩田は8回まで5安打無失点に抑えていた。その後、9回も両軍無失点のまま延長戦に突入し、10回裏、この回からマウンドに上がった中日・祖父江から先頭のマートンが遊撃内野安打、続く福留が四球を選び出塁した。梅野の送りバントに祖父江がフィルダースチョイスで無死満塁。最後は代打関本がフルカウントの末、押し出しサヨナラ死球を受けゲームセットとなった。チームとして開幕2連続サヨナラ勝ちは初、プロ野球史上だと2013年にロッテが記録して以来、9度目になる。勝ち投手は10回表にマウンドに上がった松田で2勝目、負け投手は祖父江。

 ヤクルト0ー1広島(マツダS)=広島1勝1敗

 ヤクルト石川、広島ジョンソンの先発で始まった試合は広島が3回、菊池の左翼席ソロで先制、結局、この虎の子の1点を守り切った新生緒方カープが初勝利を挙げた。圧巻だったのが来日初勝利を完封勝利で飾ったジョンソン。被安打は7回の先頭山田に与えた右前打1本だけ。延べ28打者に105球を投げ、7奪三振無四死球の準完全試合だった。負け投手は石川。


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