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March , 2024
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今日見新々(3月30日=月)~①健脚自慢は1億円を狙え!②カジノ法案は流動的

2015年3月30日(月)11時59分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【健脚自慢に朗報! アナタにも1億円ゲットの可能性あり!?】

アナタも1億円ゲットできるかも

アナタも1億円ゲットできるかも

 これはもう狙うしかない! 日本実業団陸上競技連合はこの日、低迷を続ける日本マラソン界に「プロジェクト・エクシード」と名付けた〝ニンジン作戦〟を導入し、男女ともに日本記録を塗り替えた選手には1億円、その選手が実業団に所属する場合には、指導者などにも5000万円の報奨金を支給すると発表した。特筆すべきは、学生や市民ランナーにも権利があることだ。日本国内には東京マラソンや大阪マラソン、神戸マラソンなど代表的な市民参加型のフルマラソンはいくつかあるが、それらの記録も対象となる。

 これまでの日本人選手の活躍は輝かしく、特に女子では2000年のシドニー五輪、続く04年のアテネ五輪で、それぞれ高橋尚子(42)と野口みずき(36)が連続で金メダルを獲得、有森裕子は92年のバルセロナで銀、続く96年の米アトランタで銅の2個のメダルを獲得している。また男子では92年のバルセロナ五輪の森下広一(47)の銀メダル以降メダリストは出ていないが、それでもこれまで5人のメダリストを輩出している。ところがここ最近は、08年の北京五輪はメダリストどころか入賞者ゼロ、12年のロンドン五輪男子の中本健太郎(32)の6位入賞がやっとだった。

 世界陸上では91年の東京大会で男子の谷口博美(54)、97年のアテネ大会で女子の鈴木清美(46)が金メダル、メダリストまで幅を持たせると、男子は05年のヘルシンキ(フィンランド)大会の尾方剛(41)が銅メダル、女子では13年のモスクワ大会で福士加代子(33)が銅メダルを獲得しているが、かつてマラソン強国の一角を担っていた日本だけに、やはり最近の体たらくは物足りない。

 さて報奨金の権利が得られるのは、男女ともに日本記録更新が絶対条件で、男子は02年にシカゴマラソンで高岡寿成(44)が記録した2時間6分16秒(ちなみに世界記録は2時間2分57秒)、女子が05年のベルリンマラソンで野口みずきが記録した2時間19分12秒(同2時間15分25秒)を上回ることだ。期間は今年7月から20年に東京五輪が開催されるまでとなっている。もちろん素人が実業団選手に敵うはずはないと思われがちだが、市民ランナーの星、川内優輝(28=埼玉・春日部東高職員)の例がある。14年の韓国・仁川アジア大会では銅メダルに輝くなど、その活躍ぶりは市民ランナーの域を超えているのは知っての通り。ちなみに川内のベスト記録は13年3月に行われたソウル国際マラソンで4位になった時の2時間8分14秒、日本記録更新まで1分59秒差だった。今日も皇居周辺を走っているアナタ、1億円、1億円ですぞ、権利があるからには狙わない手はない!

 【カジノ法案提出は流動的】

 この日、超党派の国会議員で組織する国際観光産業振興議員連盟(IR議連=会長は自民党の細田博之幹事長代行)、通称カジノ議連の総会が国会内で開かれ、統合型リゾート推進法案(IR法案)、いわゆるカジノ法案を今国会に再提出する方針を固めた。ただ当初は総会直後の同日中、もしくは年度末の31日には提出する予定でいたが、カジノ法案に慎重論が渦巻く与党・公明党内の調整がつかず、提出時期は4月半ば以降にずれ込む可能性が高いという。ただカジノ事情に詳しく、本サイトでもおなじみの21世紀エンターテインメントを考える会代表の井狩友亨氏は「今回の総会で、日本人の入場制限やギャンブル依存症対策を国に義務付けることを法案に追加することなどを決めたようだが、国民の多くがカジノ合法化に対してかなり嫌悪感をもっている。数の力で強引に合法化しようとしたら、それこそ後々禍根を残すことになる」と警鐘を鳴らす。

「多くの国民がカジノを嫌う理由に、まずパチンコの存在があることを認識しなければいけない。日本全国津々浦々、すでにパチンコという博打場が山ほどある。それなのにこれ以上、カジノまでつくってどうするんだ、という批判がある」という井狩氏。競馬や競輪なども同様、国民の射幸心をあおり、勤勉の意欲をそぎ、さらに依存症発症のリスクも負うギャンブルが増える懸念は、多くの国民が拒絶感をあらわにしているのだ。

「まずパチンコを潰せとまでは言わないが、パチンコは誰がどう見ても遊技ではなくギャンブルなのだから、厳しく法律で管理する。それにパチンコに起因するギャンブル依存症は以前から問題になっていたわけだから、カジノを合法化するから依存症対策するのではなく、今日からでも依存症対策のための予算を付けるべき。まずはパチンコをどうするか明確に示していかなければ、カジノ合法化は、いつまでたっても国民のコンセンサスは得られない」

 改めてこの問題は特集を組む予定だが、一応決まったカジノ法案の国会再提出も流動的。前回に引き続き、日の目を見ずに廃案となる可能性もある。


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