今日見新々(3月7日=土)
日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。
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【勇気ある女性賞に日本人初受賞】
男女平等や人権問題に貢献する女性をたたえる「国際勇気ある女性賞」の授賞式がこの日(現地時間6日)、米ワシントンで行われ、マタニティーハラスメント(妊娠や出産を機に職場から受けるイジメや嫌がらせ)に苦しむ女性たちを支援する市民団体「マタハラnet」代表の小酒部さやかさん(37)ほか、10人の女性が受賞した。2007年に同賞が制定されてから、日本人が受賞したのは初めて。
小酒部さんは契約社員として勤務していた会社で妊娠したことをきっかけに、上司からアルバイト勤務や退職勧奨などのマタハラを受け、2度の流産を経験。その経験をもとに2014年7月、同netを立ち上げた。同賞主催の米国務省は「(小酒部さんの行動が)日本の企業がどう女性と向き合っていくか、大きな関心を集めるきっかけをつくった功績は大きい」とし、小酒部さんを称賛した。小酒部さんは今回の受賞をうけて「受賞はアメリカからのエールです。他の女性の方たちの活躍にも勇気をもらいました。日本のスタンダードは世界のスタンダードではないことを真摯に受け止め、新しい働き方を見つけるいいきっかけになってほしい」と語った。
【落語家の三笑亭夢丸さん死去】
落語家で落語芸術協会理事の三笑亭夢丸さん(本名、坂田宏さん)がこの日、中咽頭がんのため死去した。享年69。夢丸師匠は1964年、三笑亭夢楽一門(2005年死去、享年80)に入門、67年二つ目、78年に真打に昇進した。一時、テレビでも活躍し、日本テレビの情報番組「ルックルックこんにちは」やNHKのクイズ番組「連想ゲーム」などでお茶の間の人気を博した。50代半ばを過ぎてからはテレビ出演は自粛し落語に専念、自ら懸賞金30万円を出して古典落語を題材にした新しい落語の台本を一般公募し、優秀作を「21世紀夢丸新江戸噺し」として高座にかけていた。
夢丸師匠は10年に中咽頭がんであることが分かり、以後、入退院を繰り返してきた。この春に弟子の三笑亭夢吉(31)の真打昇進に伴い、夢丸の名を継がせ、自らは夢八を名乗る予定だったという。その矢先の死だった。通夜は13日午後6時、葬儀は14日午前11時に東京都荒川区町屋1-23-4の町屋斎場で行われる。喪主は妻の八重子(やえこ)さん。
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