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April , 2024
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今日見新々(4月21日)~①リニア時速600㌔突破!②ザ・ワイルドワンズの加瀬さん死去、自殺か③スナフキンがこの世を去った

2015年4月21日(火)11時59分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースから厳選ネタをピックアッツしてお届けする「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【時速600㌔突破、夢の超超特急がギネス記録更新!】

「ビュワーンビュワーン」と走った夢の超特急はもはや未知の世界に到達したといっても過言じゃない。時速250㌔で、「滑るように、飛んでくように走る」と表現したのは今や半世紀を超す昔の遠い遠いお話。JR東海はこの日、リニアモーターカーの最新型車両「L0系」(えるぜろけい)を使い山梨リニア実験線(全長42.8㌔)で走行試験を行い、16日に時速590㌔の世界最速を出したばかりというのに、ついに600㌔の大台を突破、603㌔を記録した。同社ではこの記録をギネスに世界記録として申請する予定だ。

 最高速度に達したのは午前10時48分、実験線のトンネル内の約1.8㌔(10.8秒)間にわたった。今後、さらに実験を重ね2027年に品川―名古屋間、さらに45年に大阪まで延伸して全線開業を目指す。開業時最高速度は500㌔を予定し、品川―名古屋間を40~46分(在来新幹線のぞみで約1時間半)、品川―大阪間を1時間7~14分(同約2時間半)とほぼ半分の時間で結ぶことになる。

「さすがに飛び込み事故や踏切事故の類いはないだろうけど、これだけスピードが出ていたら、東日本大震災や阪神大震災級の巨大地震が直撃したらどうなるんだろう。自動で停車する仕組み(ATS=自動列車停止装置)はあるんだろうけど、時速500㌔が緊急停車するといっても減速したってすぐに0㌔になるわけないし、停車するまで距離にして数百㍍、いや1㌔以上、時間も結構かかると思う。〝脱線〟という概念はないそうだけど、車体が土砂に突っ込んだり、またコンクリート壁が壊れて車体を傷つけたりすると怖い面もある」(東京在勤の50代のサラリーマン)。

 そのあたりは抜かりはないようで、「車体は磁力により、常にガイドウェイ(線路のようなもの)の上を中央にくるように走り、地震が来ても揺れがほとんど感じない仕組みになっている。また左右の壁に車体が触れないための防御装置も付いている。安全面には万全を期していると考えてもいいのでは」というのは鉄道事情に詳しい専門家。実際、国鉄時代からJRになってからもそうだが、新幹線開業以来、無事故記録(自殺等による人身事故は除く)が続いていることからもわかる通り、新幹線に限って言えば安全神話は続いている。ぜひリニア新幹線にも引き継がれてほしいと願うばかりだ。

 ところで603㌔どころか開業時の時速500㌔がどれほど凄い速度かは明々白々。まず旅客機が離陸する際に滑走路を走る速度は時速250㌔と言われている。リニアはもともと磁力で浮いてはいるが、翼を付ければ当然飛んでいく速さだ。陸上を走る乗り物で、F1は時速400㌔以上は出せるらしいが、当然、公道を走るわけではない。またジェットエンジンを積んだスラストSSC(英国)なる自動車は、時速約1230㌔を記録し、さらに今年中に時速1000?(約1600㌔)を狙っているらしいが当然、誰もが乗れるわけではないし、人っ子一人いない砂漠をばく進する、言わば記録だけが目的のモンスターマシンだ。運賃さえ支払えば誰でも乗ることができるし、品川―名古屋間でほぼ9割近くがトンネルの中とは言え、1割強は時速500㌔の車窓も楽しめる。リニアモーターカーこそ、まさに夢の乗り物、超超特急ではあるまいか。

 開業まであと12年、日本人の平均寿命(男性80.21歳=81歳、女性86.61歳=87歳、男女とも小数点は切り上げ)から換算して、現在、男性は69歳、女性は75歳の人であればリニア開業まで存命の可能性は高い。ぜひ長生きして、夢の超超特急リニア新幹線の乗り心地をお試しあれ。

 【ワイルドワンズの加瀬邦彦さん死去、自殺か】

 加山雄三(78)の命名で結成されたグループサウンズの「ザ・ワイルドワンズ」でリーダー、そして作曲家、音楽プロデューサーとしても活躍した加瀬邦彦さんがこの日、亡くなった。享年74。94年に食道がんの手術をして、最近は自宅療養が続いていたという。死因はまだはっきりしていないが、この日朝、家族が自宅で死亡しているのを見つけ、状況から自殺と見られるという。

 加瀬さんは慶大在学中からバンド活動をはじめ、鳥塚しげき(68)、島英二(67)、植田芳暁(67)とザ・ワイルドワンズを結成、1966年に後世に残る大ヒット曲「思い出の渚」でデビューした。その後、68年に渡辺茂樹(14年死去、享年63)が加入し71年に解散、81年に再結成した。「青空のある限り」や「愛するアニタ」、「バラの恋人」などのヒット曲がある。

 作曲家としても沢田研二(66)に「危険なふたり」や「TOKIO」、「恋のバッド・チューニング」、アン・ルイス(58)に「女はそれを我慢できない」など、ヒット曲を提供した。また最近では、12年に横浜アリーナで行われたももいろクローバーZの公演に参加して、百田夏菜子Withザ・ワイルドワンズとして、加瀬さんが作曲した「渚のラララ」の披露していた。まだまだ若かっただけに、関係者は一様にショックを受けている。

 【スナフキンがこの世を去った】

 アニメ「ムーミン」のスナフキン役で知られる声優でもあり、俳優の西本裕行さんが19日、急性大動脈解離のため亡くなっていたことがわかった。享年88。西本さんは文学座などを経て、76年から劇団昴に籍を置き、「怒りの葡萄」や「初月の鯨」など舞台を中心に活躍してきた。映画やドラマの出演のほか、ディズニー映画での吹き替えも多かった。きっと彼の国のムーミン谷で、先にたどり着いたムーミンこと岸田今日子さん(06年死去、享年76)と旧交を温めるに違いない。合掌。


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