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April , 2024
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今日見新々(5月2日=土)~①「横浜優勝」の声多数に元ベイ担記者からナインに注文②英キャサリン妃第2子出産報道に注文

2015年5月2日(土)11時57分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースから厳選ネタをピックアッツしてお届けする「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【ベイスターズファンは歓喜! 今季「横浜優勝」の声多数~さらに元ベイ担記者からの注文】

ベイスターズの快進撃が続けばハマスタも盛り上がるはずだが…

ベイスターズの快進撃が続けばハマスタも盛り上がるはずだが…

 この日、ナゴヤドームで行われた中日―横浜戦は9回表、1―3の2点ビハインドで迎えた横浜はすでに2死走者なし。中日のマウンドは、それまで2勝無敗6セーブの、今や中日の守護神となった福谷だ。仮に次打者の4番筒香に一発が出ても1点追いつかない、まさに万事休すの状態だった。横浜ベンチもファンも諦めかけたころ、決して俊足とは言えない筒香が遊撃内野安打で出塁すると、続くロペスが左前安打で出塁。ロペスの代走に飛雄馬が送られ、バルディリスが左前適時打で1点差。さらに走者一、二塁で8番関根が放った打球は右中間を超えていった。二塁走者の飛雄馬は楽々ホームイン、さらに一塁走者のバルディスも長躯本塁に滑り込んだ。捕手の谷繁が左手ミットを本塁に伸ばし、まさに間一髪のタイミング。山路球審のジャッジは「セーフ!」。監督兼任の谷繁は思わず球審に詰め寄った。ミットが球審の胸を押す形で触れてしまい、これが「退場!」コールを呼んでしまった。谷繁にとってプロ入り27年目にして初の退場処分、4月30日にはプロ野球史上2人目の3000試合出場(野村克也氏3017試合)を達成し、それも古巣横浜を相手にしてというのは、因果とも皮肉としか言いようがない。微妙なタイミングだっただけに、谷繁の気持ちもわからないという声も少なくなかった。

◇横浜ファンは「横浜優勝」で大盛り上がり

 果たして結果は関根の放った安打は三塁打となり、続く黒羽根の適時二塁打で1点加え、結局この回だけで一挙4得点。終わってみれば横浜が5―3の大逆転で勝利した。これで2位に浮上した横浜は、首位巨人に1.5ゲーム差に迫った。

 もうこうなったら黙っていられないとばかりに、大騒ぎしているのが横浜ファンだ。インターネット上では「横浜優勝」というキーワードが乱舞し、ツイッターなどで続々と歓喜の声が寄せられているのだ。1998年に日本一になって以来、昨年までの16シーズンで最高位の3位が4回、4位が1回、5位が2回で最下位は何と9回(最下位率56%、Bクラス率75%)にも及ぶ。それだけに開幕してまだ1カ月強しか経っていなくても、政令指定都市で最も人口の多い横浜市民(人口約371万人=2位の大阪市は約269万人、3位の228万人、4位の札幌市は194万人、5位の神戸市は154万人=14年10月の統計)にとって、大逆転劇と優勝争いも相まって、盆暮れ正月が一緒に来たような興奮事なのだ。

◇横浜ナインは格好つけるな!

 山下大輔監督(現二軍監督)時の2003年、04年と横浜を担当した本サイト記者のKは「多村(復帰)に村田、内川に相川…と根こそぎ主力が他球団に移籍するなか、よくぞここまでチームが再建されたと感心している。ただ主力選手の中には、成績以上に派手な私生活が問題視される選手もいると聞く。もはや私の知る現役選手は番長三浦くらいしかいなくなったが、野球に取り組む姿勢は三浦に学ぶべき点は多い。ぜひ後輩たちも、三浦の私生活の一端でもいいから覗き、そして学んでほしい」という。さらに続けてこう注文を付けた。

「好事魔多しという言葉がある。ヒゲを伸ばしたり、髪を染めたり…いちいちそんなことに目くじら立てたくはない。個人の自由と言われればそれまでだが、ただ万年Bクラスの選手に格好だけつけられても、ファン心理としてはシラケるし、中には腹立たしく思うファンも少なくない。ファンを長年悲しませておいて、ファッションも格好も、さらに女もカネも遊びも車も…なんて贅沢されたら、いくらおとなしくてスマートな横浜ファンも決して黙っていない。今からでも遅くない。似合わないヒゲをたくわえている選手は剃り、髪は元の色に戻し、そして横浜ファンと一緒にリーグ優勝、そして日本一を目指してほしい。そして晴れてチームも一流、選手も一流になって暁には、ぜひ自分がやりたいようなファッション、ライフスタイルを楽しんでほしい。ファンあってのプロだということをお忘れなく」

 かつて「誰よりもベイスターズを愛した」と自認する元担当記者のこの言葉。横浜ナインは果たしてどう聞くだろうか。

 【英王室キャサリン妃出産は喜ばしいが…】

 この日、どこのテレビをつけても、新聞を見ても、「英国キャサリン王妃、第2子出産! おめでとう!」の狂喜乱舞だ。トップニュースで伝えるのはもちろん、情報番組では特集を組んで放送する念の入れようだ。もちろんうれしいニュースに違いない、おめでたいニュースに決まっている。英王室の祝い事を報道することは当然のことだが、「いま日本で起きている様々な不幸を考えれば、ある程度、常識を持った報道の仕方があるのではないか」と疑問の声を本サイトに寄せたのは、暦通りのゴールデンウイーク休暇に入ったという本サイト愛読者の東京在勤の50代の会社員Aさんだ。続けてこう言う。

「いまだ解決のメドが立っていない北朝鮮拉致被害者の家族や、ようやく高橋克也被告が無期懲役の判決を受けてオウム裁判に一区切りがつき、さて麻原彰晃死刑囚の死刑執行がいつ行われるかと、オウム事件で被害に遭った当事者や遺族にとっても身につまされる問題が山積している。それなのに朝から晩まで『キャサリン王妃、出産おめでとう』などと手放しの喜びようだといろいろ問題を抱えている人が気の毒で仕方ない」

 もちろん「不幸な人のことを考えていたら、明るい話題は一切報道できなくなる」という意見もなくはないが、Aさんはこう解説した。

「無事に出産されたことは、本当におめでたいことだし、喜ばしいこと。これにはウソ偽りはない。誤解してほしくはないが、他国の王室に第2子が生まれたくらいで、どうして国を挙げたように喜ばなければいけないかだ。まずは日本国内で、不幸に苦しむ人たちのことを考え、そのうえで『英王室に第2子が生まれた』という事実だけを淡々と伝えればいいだけの話。間違っているだろうか」

 読者の皆さんは果たしてAさんのこのコメント、どうとらえるだろうか。極端な考え方とするか、また理解できるか…。意見があれば、ぜひ本サイトまで。


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