元夕刊紙記者たちが、井戸端会議感覚で読者の皆さんに話題のニュースを広く浅く、たまに奥深く提供します

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　日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースから厳選ネタをピックアッツしてお届けする「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう（ゴールデンウイークにつき、簡易版でお届けします）。

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　【男・黒田博樹が登録抹消】

黒田が戦線離脱（「週刊ベースボール　黒田博樹凱旋記念号」＝ベースボールマガジン社刊）

　広島の黒田博樹（４０）が先月２７日にチームドクターから右腓骨筋腱周囲炎（右足裏からくるぶしの外側をスネに沿って延びる筋肉の炎症）と診断されており、この日、チーム内で検討された結果、出場選手登録を抹消された。これまで登板間隔の中で様子をみてきたが改善がみられないため、大事を取ることにしたという。炎症の影響もあって、黒田は１日のヤクルト戦で今季ワーストの６回６安打５失点で降板、敗戦投手となっている。

　チームはこの日まで１０勝１８敗、首位の巨人と７ゲーム、５位の阪神とでさえ２．５ゲーム差がつく最下位（３日現在）に沈んでおり、ここ１週間でも２勝４敗の体たらく。黒田はこれまで６試合に登板し、３勝２敗（防御率３．４６）と気を吐いていただけに、チームにとっては大きな痛手。黒田は早期復帰を目指すと話しているが、果たして…。カープファンは大事に至らないことを願うしかない。

　【勝利の女神は無敗の王者メイウェザーに微笑んだ】

　ボクシングの世界ウエルター級（１７階級中７番目に重い階級＝参考までに今後の活躍が注目される村田諒太は５番目に重いミドル級）王座統一戦がこの日（現地時間２日）、米ラスベガスで行われ、ＷＢＡ／ＷＢＣ王者のフロイド・メイウェザー（３８、米国）がＷＢＯ王者のマニー・パッキャオ（３６、フィリピン）に３―０の判定で勝利し、３団体統一王者になった。

　今回の大一番、試合前から特に注目されたのがメイウェザー（１億２０００万㌦）、パッキャオ（８０００万㌦）合わせて総額２億㌦、日本円にしておよそ２４０億円に上る驚愕のファイトマネー。ただこれも両者に対する最低保証で、有料テレビ等の視聴件数によってプラスアルファされ、最終的に両者が手にするファイトマネーは総額で３億㌦（約３６０億円）に上ると見られている。

　会場にはクリント・イーストウッドやロバート・デ・ニーロといったハリウッドセレブや元ＮＢＡの大スターのマイケル・ジョーダンなど有名セレブたちも多数駆け付け、熱気に包まれた一戦。これでメイウェザーは４８戦無敗（２６ＫＯ）、パッキャオは５７勝（３８ＫＯ）６敗２分けとなり、まずは世紀の一戦にケリがついた。

　さて、もともとメイウェザーは１９９６年のアトランタ五輪で銅メダリストを獲得し、その後、プロに転向した。そういう意味でも１２年のロンドン五輪で金メダリストからプロ転向した村田だって今後の活躍次第では、ミドル級界のメイウェザーが十分狙える位置にある?　ガンバレ村田、そう願うファンは多いに違いない。

　【嵐の人気の凄さとネット時代の危うさ】

　アイドルグループ「嵐」が９月１９～２３日の４日間にわたり「Ａｒａｓｈｉ　Ｂｌａｓｔ　ｉｎ　Ｍｉｙａｇｉ」（宮城・利府町の宮城スタジアム）と銘打ったコンサートを行うと公式サイトが明らかにした１日、コンサート会場周辺の宿泊施設に予約が殺到、多くのホテルが満室状態になった。そのうち、仙台市内の１軒のビジネスホテルではインターネット予約の不具合が発生、満室になった後も予約を受け付けてしまったからさあ大変。この日、全２０３室ある部屋に１８～２３日の６日間に宿泊予約が数千件入り、完全なオーバーブッキング状態に陥ってしまっていたことが明らかになった。通常は満室状態になると予約はシャットアウトされるが、システム障害が発生したと見られている。ホテル側は予約者全員に電話で事情を説明し、謝罪しているという。

　いやはやチケット販売もまだ先というのに、ホテルに予約が殺到する嵐の根強い人気に驚かされるが、インターネットの脆弱さも改めて露見。電話予約が主流だった時代には、あまり考えられないトラブルに違いない。今後の教訓にしてほしいが、それはそうと一つ問題が…。嵐のようにトップクラスの人気があるアーティストのコンサートの場合、チケット入手自体がそもそも困難。そのためチケットが入手できなかった宿泊予約者から、大量の宿泊キャンセルが出ることも多々あるのだとか。これから先、ファンたちによるチケット争奪戦が繰り広げられると同時に、宿泊施設もキャンセルに備えなければいけない。ファンも、またそのファンを受け入れる側も、どちらも苦労しながら頑張っている。応援されるタレントたちも、そんな人たちに支えられていることを改めて認識し、そして感謝すべきだろう。老婆心ながら、右念のため。