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橋本議員はセクハラ&パワハラ問題で炎上チュー

2014年8月20日(水)11時58分更新

 フライングどころの話ではない。レッドカードの一発退場だ! 橋本聖子参院議員(49)が、フィギュア界の貴公子こと高橋大輔選手(28)に抱きつき、何度も何度もキスをした。それも公衆の面前でというから呆れる。報道というもの、常に公平に伝えるべきだが、今回ばかりは橋本議員に弁解の余地なし。かつて日本を代表するアスリートだったと自負するなら、見苦しい弁明に終始せず、正々堂々と真実を伝えるべき。それが一時代を築いた選良の取るべき姿だ。

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橋本議員には言い訳も逃げもせず、今回の問題を真摯にこたえてほしい(橋本議員のオフィシャルサイトから)

橋本議員には言い訳も逃げもせず、今回の問題を真摯にこたえてほしい(橋本議員のオフィシャルサイトから)

 20日発売の週刊文春は衝撃的だった。記事の内容もさることながら、グラビアで繰り広げられる抱擁シーン。のけぞりながら嫌がる(ふうの)高橋選手の背中に橋本議員が手を回し、完全密着の体勢で無理やり左の首筋にキス。さらに別のカットでは、橋本議員の左の五指は高橋選手の指間をガッチリ絡め、右手は首から高橋選手の背中にまで這わされて、遂には唇と唇をくっつけ熱いキスだ。

 これは今冬行われたソチ五輪の閉会式後の2月24日(現地時間)、午前2時から選手村のJOC(日本オリンピック委員会)事務所で行われた宴会での出来事だった。宴会には数十人の五輪スタッフ、選手などが参加し、高橋選手もそんな一人だった。

◇入閣潰しの陰謀あり!?

 詳細については文春に任せるが、橋本議員はJOCの常務理事で、ソチ五輪日本選手団の団長、さらには日本スケート連盟会長という金看板を引っさげ、いわばサラリーマン社会に例えると橋本社長に、高橋社員といった組み合わせ。社員が逆らえないことをいいことに、嫌がるキスを強要、まさにそのような図式が成立する一件で、セクハラ、パワハラを説明するには、これ以上ないお手本のような出来事だったのだ。

 さすがに橋本サイドは、証拠写真があるだけにキスしたことは認めざるを得なかったが、その後はこう言い訳した。

「キスは強要していない。打ち上げではごく自然にハグやキスをすることがある。ただ一般の方に誤解を与えたのなら反省している」

 セクハラ、パワハラは一切なかったと強調。また高橋サイドも「セクハラでも何でもなく、よくあること」とこちらも橋本サイドにあわせるかのようなコメントでお茶を濁している。

 折しも9月に入ると内閣改造が予定され、複数の女性閣僚の入閣が既定路線となっている。最有力候補の一人に橋本議員がいることから、今回の一件が「橋本潰しのワナ。半年も前の出来事を、なぜ今さらこの時期にと考えれば自ずとその構図は見えてくる」(永田町筋)と慮る政界関係者は少なくない。

◇ネット上では批判が秒単位で更新

 一理あろうが、橋本議員は、夫がいて6人の子ども(うち3人は夫の連れ子)もいる身。世間の常識からみると橋本議員のハレンチ行為は、半年経ったからといって、決して風化していいものではない。閣僚うんぬん語られる前に、議員の資質が問われる大ごとだけに「露見したのが大臣になる前で良かった」と見る国民もいる。実際、そんな国民がネット上では、すぐさま反応した。ネットがパンクするくらいに話題になることをお祭り騒ぎというらしいが、まさにあちこちで打ち上げ花火がボンボン上がったような大騒ぎ。花火のほとんどは、橋本批判で埋め尽くされた、まさに炎上状態だ。

「橋本聖子のあの写真、めっちゃキモイ」「気持ち悪い写真をみてしまった」「ふだん男女平等だの女性の権利だの騒ぎ立てているのに、これってとんでもないセクハラ&パワハラ行為だ」「おじさん理事と女性選手だったらこんな扱いじゃ済まされない」「強姦に近い写真じゃん。気持ち悪すぎ」

 とにかくリアルタイムで書き込まれる橋本議員への批判は、ほぼ数秒単位で新たな批判が更新される盛り上がりを見せている。

 永田町関係者からも、こんな話が飛び出した。

「そりゃそうでしょ。いくら言い訳してもあの写真が証拠ですよ。誰がどう見たっておかしい。ハグとかあいさつ程度のキス? そんなレベルの生易しいもんじゃない。あれがふつうだというのなら、橋本さんはよほど我々とはかけ離れた世界で生きているとしか言いようがない」

◇まるでレイプ犯のような言い訳!?

 文春の報道によると、橋本議員は周囲に「頑張った息子に、ママのところに来なさい、という思い。最初は嫌がっていたが、その後はそんなことはなかった」と弁明していると伝えている。

 この発言に実際のママが噛みついた。東京在住で25歳の息子と19歳の娘を持つ54歳の主婦Aさん。高橋選手より羽生結弦選手のほうが好きというが、「もしこの発言が事実なら」と前置きして話し出した。 「高橋選手ってもうすぐ30でしょう。『ママのところに来なさいって』ねえ。小学生ならいざ知らず、気持ちが悪くなりました。それに『最初は嫌がっていた』って認識があるなら、まさにセクハラ、パワハラでしょ。それより許せないのは、レイプ犯がよくいうセリフに『最初は嫌がってたのに、オマエだって濡れてたじゃないか。気持ちよかったんだろ?』ってあるでしょ…ドラマの見すぎかもしれないけど、それを思い出して、ゾッとしましたよ」

 今さら説明するまでもないが、橋本議員は冬季五輪にスピードスケート選手として4度、夏季も自転車競技の選手として3回出場した。とくに1992年のアルベール五輪ではスピードスケート1500㍍で銅メダルを獲得、誰もが認めるトップアスリートだった。その後、競技人生を終了したとほぼ同時の95年、参院比例区で初当選し、今は4期目。いよいよ内閣改造時には初入閣も見えてきた矢先の出来事だった。

「高橋選手サイドはすでにセクハラ、パワハラはなかったと言っていますから、それで押し通すでしょう。一方がそう言っているんだから、あとは橋本議員は、嵐が過ぎ去るのをひたすら忍の一字で待つだけ。それも議員としては大事な素養。49歳はまだ若いですから、入閣のチャンスはいくらでもある」(某野党議員の公設秘書)

◇なぜ議員になったのか

 ソチ五輪では選手団長として、「金メダル5個、総メダル数10個を獲得する」と目標を掲げ、選手にプレッシャーを与えたと批判された橋本議員。とくに期待されたスピードスケートはメダルゼロの大惨敗だった。

 あるスポーツ競技のコーチはしみじみとこういう。 「橋本さんが議員としてどういう実績があるかわかりませんが、スピードスケートのアスリートとしては超一級品です。どうしてスポーツ界に残って後進指導に当たらなかったのか…。それが残念でなりません。実はそういう議員は多い。柔道の谷亮子さん(参院議員)もそう、北海道では橋本さんの愛弟子のスピードスケートの堀井学さん(衆院議)もそう。事情はどうあれ、議員をやるより、後進指導に当たって五輪メダリストを量産してくれた方がよっぽど国威発揚に貢献できるはずなのに…。もし橋本さんが、どこかのスピードスケート部の監督だったら、多分、今回と同じような行為をしても、〝体育系だから仕方ないね〟で済んでいたかもしれません。まあタラレバでしょうが、道を誤ったんじゃないですか」

 もし相手が男性だから、これくらいは笑って許される。橋本議員に、もしもそんな甘い考えがあるのなら、いつまでたっても真の男女平等は訪れない。今回ばかりは男女ともにあなたの行為に怒っている、それだけは肝に銘じていただきたい。


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