週間ＩＤＯＢＡＴＡ回顧録（１０月１８～２４日）
今週はどんな出来事があったのか。本サイトが気になったニュースを振り返る「週間ＩＤＯＢＡＴＡ回顧録」。意外と毎日、いろんなことがあるもので…。早速、プレイバックといってみよう。
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【１８日（土）】
○…三菱重工とその子会社の三菱航空機が開発中のジェット旅客機「ＭＲＪ」（三菱リージョナルジェット）の試験機がこの日、愛知・豊山町の工場で関係者を集め初公開された。全長３５．８㍍、全幅２９．２㍍はどちらもジャンボジェット機（ボーイング７４７）のほぼ半分、巡航速度はマッハ０．７８（ジャンボは０．８５５）で座席数は７０～９０（同５００前後）の小型機で、早ければ２０１７年４月、全日空を皮切りに量産機が納入される予定だ。国産航空機としてはプロペラ機だった「ＹＳ―１１」が１９６２年に登場して以来、ジェット旅客機としては国産初となる。ただ個々のパーツは米プラット・アンド・ホイットニー社製の航空機エンジンが使われるなど外国製部品が全体の約７割を占め、純国産というわけではない。その点、ホンダが来年納入予定の「ホンダジェット」は全長１２．７１㍍、全幅１２．１５㍍、乗客５～６人と超小型プライベート機ながら機体もエンジンも自社開発の純国産。そう遠くない将来、大型ジェット旅客機、はたまた有人ロケットなど、その上を行く純国産機が登場することを期待したい。
【１９日（日）】
○…福島・郡山市で１８日から開かれていたＢ級グルメの祭典、第９回「Ｂ―１グランプリ」がこの日閉幕し、青森・十和田市の「十和田バラ焼きゼミナール」が優勝した。しょうゆをベースに甘辛く味付けされた牛バラ肉とたまねぎを鉄板で炒め、そのまま食べてもよし、ご飯にのせて食べてもよしのシンプルさが受けた。ちなみに過去の優勝グルメは２００６年の第１回、翌０７年の第２回と連覇した静岡・富士宮市の「富士宮やきそば」、０８年の第３回が神奈川・厚木市の「厚木シロコロ・ホルモン」、以下、秋田・横手市の「横手やきそば」、山梨・甲府市の「甲府鳥もつ煮」、岡山・真庭市の「ひるぜん焼そば」、青森・八戸市の「八戸せんべい汁」、福島・浪江町の「なみえ焼きそば」となっている。来年の第１０回大会は青森・十和田市で開催される予定だ。
【２０日（月）】
○…２０１２年１２月２６日に発足した第２次安倍内閣にとって、この日を境に憂鬱すぎる激動の日々が始まった。９月に発足したばかりの改造内閣最大の目玉だったはずの小渕優子経産相（４０）、さらに松島みどり法相（５８）が自らの政治資金問題等で揃って辞任したのがこの日。後任に、それぞれ宮沢洋一参院議員（６４）と上川陽子衆院議員（６１）が就任した。第１次安倍内閣当時、閣僚の不祥事や不適切発言が重なり、当時の閣僚がドミノ辞任、同じ轍を踏んではならぬとばかりに、これ以上も以下もない安全パイを持ってきたはずだった。
ところが小渕氏の後任に指名された宮沢経産相の雲行きが怪しい。自らの政治活動費に広島市内のＳＭバーで１万８２３０円の支出（支出は認めたが本人は同席せず＝本人談）が発覚、大問題に発展している。さらに東京電力株６００株を保有していることも判明し、原発再稼働等で決断を迫られる中心閣僚＝経産相としての立場が疑われ、野党だけでなく世間からの風当たりも強くなっている。安倍首相の任命責任も問われ始めており、第２次安倍内閣は、そのまま第２次ドミノ辞任崩壊内閣への道を突き進みつつある！？
○…大みそかの風物詩と言えば、紅白歌合戦に食べれば細長い麺のように長生きできると言われる年越しそば。ＮＨＫや民放がこぞって中継したそば店が東京・神田淡路町の「かんだやぶそば」だった。１８８０年（明治１３年）創業の老舗有名店だ。食通で知られた作家の故・池波正太郎さんなど有名人も足繁く通い、大正１２年に建てられた数寄屋造りの店舗は東京都の歴史的建造物に指定されていた。ところが２０１３年２月、建坪６００平方㍍ほどの建物のうち約３分の１を火災で消失、店舗建て替えのため営業を休止していた。この日、ようやく営業は再開され、やぶそばファンたちを喜ばせた。
【２１日＝火】
○…すでに懲役３年執行猶予４年の有罪判決が確定した歌手ＡＳＫＡ（５６）の覚せい剤事件で、ＡＳＫＡに合成麻薬ＭＤＭＡや覚せい剤を売ったとして麻薬取締法違反などの罪に問われた指定暴力団住吉会系組幹部の安成貴彦被告（４７）と、共犯でＡＳＫＡの知人で無職の柳生雅由被告（６４）の初公判がこの日、東京地裁で行われた。今年３月と５月に東京都内の路上に止めた車の中で、安成容疑者が手配した薬物を柳生容疑者がＡＳＫＡに販売したとする疑いだ。法廷で安成容疑者は「身に覚えがない」と全面否定すれば、捜査段階では容疑を認めていたとされる柳生容疑者も一転、それまでの供述を反故。車中で渡したのは「３月がポテトチップス」で「５月はポッキー」だったと主張し、「薬物は売っていない」と否定した。大の大人がお菓子？ と思わず突っ込みたくなりそうな供述だった。
安成容疑者は違法薬物密売の一大拠点とされる〝新宿の薬局〟の中心人物とされ、これまで決して表に出てくることはなかったという。ところが洗いざらい自白してしまったＡＳＫＡに対し、ウソかマコトかその筋が命を狙っているという怖い話も流れている。９日に３００万円の保証金を支払い保釈されたＡＳＫＡの愛人・栩内香澄美被告（３７）の裁判の行方も含め、ＡＳＫＡ事件はまだまだ注目されそうだ。
【２２日（水）】
○…ストリップ劇場の名門「浅草ロック座」の運営母体の一つだった斎藤観光が１０月７日に東京地裁に自己破産を申請し、１５日に破産手続き開始の決定を受けていることがこの日、分かった。最近の入場客数減少などで経営がひっ迫。同社の負債総額は約２億３０００万円に達していた。ただこれまでも管理・運営を担ってきた別会社の東興業が全面的に運営を引き継ぎ、営業が継続されることになり、ひとまずロック座の火は消えないことになった。
ちなみに「浅草ロック座」と混同されがちなのが「浅草フランス座」。こちらは、かつて行われていたストリップ興業から２０００年に完全撤退、いまは漫才や漫談などの演芸場として営業している。渥美清やコント５５号、ビートたけしなど、その後、出世街道をばく進する多くの有名喜劇俳優やタレントが下積み時代を過ごしたのは、こちらフランス座の舞台だった。
【２３日（木）】
○…元モーニング娘でタレントの矢口真里（３１）が長期にわたる芸能活動自粛の沈黙を破り、この日、日本テレビ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」で復帰した。１９０㌢を超す長身にわずか１４５㌢、その身長差たるや実に５０㌢…矢口と、その当時は無名だった俳優・中村昌也（２８）が結婚したのが２０１１年５月のことだった。収入格差も話題をさらったのは記憶に新しい。ところが好事魔多し。わずか２年後の１３年５月、一部女性誌が矢口の浮気を報道。自宅で浮気をする矢口とモデルの梅田謙三（２６）の現場に、あろうことか中村が遭遇してしまったというものだった。
報道直後、矢口は中村と離婚。その後も一切説明もないまま、逃げ回るばかりの矢口に世間の目は厳しかった。それまでの天真爛漫で誰からも好かれる明るいキャラクター像が完全崩壊。多数あったレギュラー番組もすべて降板、雑誌コラムの連載も打ち切られた。遂に芸能界の表舞台から完全に姿を消し、１０月には所属事務所からも無期限の芸能活動休止が発表された。
この日のテレビ出演で梅田との関係は続いていることは告白したものの、浮気については「私が全面的に悪かった。ただ離婚時にお互い何も言わないと約束したので、私の口からは何も言えない」と一切の説明を拒否。この番組を見ていた東京都内の３０代の主婦は「お互い（不倫離婚のことに）説明しないと約束したというけど、大方、中村さんが矢口さんに対し、不利益になるようなことは言わないということで話が付いたんでしょう。矢口さんが自分の不貞を説明する分には、何ら問題ないハズ。結局、自分に都合のいい話しかしておらず、説明責任は果たしていない。同じ女として、やはりこの人は許せない」と嫌悪感をあらわにした。それでも「ブランクを感じさせないトーク術はさすが」（千葉市内の２０代家事手伝い）という好意的な意見もあり賛否両論。果たして、世間は許すのか許さないのか、今後のメディアの露出度でハッキリする。
○…プロ野球ドラフト会議がこの日、東京都内のホテルで開かれた。最速１５６㌔、本格右腕の有原航平（早大）は３球団が競合し日本ハムが、また高校ＮＯ．１右腕の安楽智大（愛媛・済美高）は２球団が競合した結果楽天が、それぞれ交渉権を獲得した。今年打撃陣の不振がアダとなり、日本シリーズ進出を逃した巨人は高校通算７３本塁打の岡本和真（群馬・前橋育英高）を単独指名、交渉権を獲得した。これら１位指名の面々を差し置いて注目されたのが関西学生野球リーグで京大史上、最多の８勝（３１敗）を挙げ、ロッテが２位指名した最速１４９㌔右腕の田中英佑。すでに内定が出ていた三井物産には内定辞退を申し出ており、田中が入団を決めた時点で京大出身初のプロ野球選手誕生となる。ちなみに東大出身のプロ野球選手は５人。ドラフト制度上の最上位指名は中日に入団した井出峻の３位だった。指名２位はそれを上回る快挙なのだ。
【２４日（金）】
○…東京地検はこの日、今年８月、元マネージャーＡ（２３）への暴行容疑で書類送検されていた歌手の氷川きよし（３６）を不起訴処分にした。不起訴理由は明らかになっていないが、関係者によると双方で示談が成立したからだという。同じく氷川に対する恐喝未遂容疑で書類送検されていたＡに対しても不起訴処分、とりあえず演歌のプリンスを襲ったスキャンダルは一応の決着を見せ、世のオバちゃんたちもホッと一安心！？
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