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April , 2024
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週間IDOBATA回顧録(10~16日)

2015年1月17日(土)08時42分更新

 今週はどんな出来事があったのか。本サイトが気になったニュースを振り返る「週間IDOBATA回顧録」。意外と毎日、いろんなことがあるもので…。早速、プレイバックといってみよう。

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 【10日=土】

 ○…1997年放送のNHK朝の連続テレビ小説「あぐり」の主人公のモデルだった美容家の吉行あぐりさんが5日、肺炎のため亡くなっていたことがこの日、わかった。107歳(明治40年生まれ)の大往生だった。吉行さんは岡山市出身、15歳で作家の吉行エイスケさんと結婚し、その後、美容師の世界に進んだ。長男の淳之介さん(90年、70歳で死去)と次女の理恵さん(2006年、66歳で死去)はともに芥川賞作家、長女の和子(79)は女優として活躍している。エイスケさんとは40年に死別、49年に新聞記者の辻復さんと再婚、52年に開業した「吉行あぐり美容室」(東京・市ヶ谷駅前)では、05年に閉店するまで常連客に限ってのみだがハサミを握った。「107歳まで生きました。母は呆れるくらい楽天的で頑固者でした」そう長女の和子はコメント、今ごろ先だった2人の夫、それに長男、次女の髪に、愛の手を当てているに違いない。

 【11日=日】

 ○…この日、「第40回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」(主催・旅行新聞社)が発表され、石川・和倉温泉の「加賀屋」が35年連続で総合日本一に選ばれた。部門別のもてなし部門でも加賀屋がトップ、料理部門では鹿児島・指宿温泉の「ホテル秀水園」(総合6位)、施設部門では新潟・月岡温泉の「白玉の湯泉慶・華鳳」(同2位)、企画部門は山形・かみのやま温泉の「日本の宿・古窯」(同4位)がそれぞれ1位に輝いた。また同時に「第35回プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」(同)も発表され、観光・食事施設、土産物施設の両部門で群馬・長野原の「浅間酒造観光センター」がトップだった。

 【12日=月】

 ○…この日は成人の日、今年新たに126万人(昨年比5万人増)が大人の仲間入りをした。ただ相変わらず、非常識な問題成人も少なくなく、大阪市平野区では成人式後、若者同士のケンカの現場に駆け付けた警官に缶コーヒーを投げつけたとび職の男(20)が公務執行妨害で逮捕、姫路市内でも成人式会場の市文化センター前の路上で、警戒に当たっていた警官の顔を平手で殴ったとして、19歳の男子専門学校生がやはり公務執行妨害で逮捕された。子ども以下の愚行と言うほかない成人式のいつもの光景だが、同じ20歳でも彼らは違う。オリコンが毎年発表している「期待の新成人ランキング」のトップテンは以下の通り。1位・羽生結弦(フィギュアスケート)、2位・大谷翔平(プロ野球=日本ハム)、3位・二階堂ふみ(女優)、4位・土屋太鳳(女優=時節のNHK朝ドラヒロイン)、5位・川口春奈(女優)、6位・川栄李奈(AKB48)、7位・家入レオ(シンガーソングライター)、8位・百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、9位・山崎賢人(俳優)、10位・佐野ひなこ(グラビアアイドル)。誰を見ても、警察のやっかいになるような新成人と同世代とは思えない活躍ぶり。〝にきび〟は年をとると〝吹き出物〟というように、成人にもなれば〝若気のいたり〟は〝恥〟だということを知るべきだろう。

 【13日=火】

 ○…歌手で愛人だったASKA(本名・宮崎重明=56)とともに、覚せい剤取締法違反などの容疑で逮捕、起訴されていた会社員の栩内香澄美被告(37)の判決公判がこの日、東京地裁で行われ、懲役2年、執行猶予3年(ASKAは懲役3年、執行猶予4年の有罪が確定)が言い渡された。一貫して主張し続けた無実の罪、「ASKAの精液が尿に混入した」「汗かきのASKAの汗が毛髪鑑定を陽性にした」などと赤裸々に語った男女関係も裁判官には受け入れられなかった。16日現在、控訴するか否かは、明らかにされていない。

 ○…芸能プロダクションを経営しながら、自ら「オレたちひょうきん族」などバラエティー番組などにも登場し、一時、お笑いタレント並みに人気のあった石井光三オフィス会長の石井光三さんが6日に亡くなっていたことがこの日、わかった。享年83。胆管癌で病気療養中だった。石井さんは39年、旧東宝京都入りして子役としてタレントデビューするものの、63年にはタレントを引退し、松竹芸能で裏方(マネジャー)に転身。その後、独立して自ら芸能プロダクションを設立した。一時、コント赤信号のメンバーが所属していたが、リーダーの渡辺正行と小宮孝泰は別の事務所に移籍、今はラサール石井が残るだけ。それでも磯野貴理子や内山信二、竹内郁子など個性的な人気タレントが所属している。東京生まれながら、がらっぱちの関西弁を操り、明るい性格とおやじ臭さ全開のキャラクターが大受けした。〝昭和の怪人〟がまた一人、鬼籍に入った。合掌。

 【14日=水】

 ○…マイクロソフトはこの日、パソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」のメインストリームサポートを終了したと発表した。今後は無償サポート、仕様変更や新機能のリクエストが受けられなくなった。代わって延長サポート期間となり、セキュリティーの更新プログラムや有償サポートなどは受けられるが、これも2020年1月14日をもってすべてのサポートが終了する予定だ。XPはすでに14年4月に、7の一つ前のVistaは17年4月に全サポートが終了、現行の8/8.1もメインストリームサポートが18年1月、延長サポートは23年1月に終了する予定だ。

 【15日=木】

 ○…ロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージ(56)とタレントの三船美佳(32)が離婚裁判に発展していることがこの日わかった。2人は98年、三船の16歳の誕生日に結婚、当時40歳だった高橋はバツイチで、齢の差は実に24歳。付き合い始めたのはそれより1年以上前だったというから三船14歳の時。世間は少女と中年の組み合わせにビックリするやら呆れるやら…。それに三船はあの三船敏郎(97年死去、享年77)の血を分けた娘、絶対に長続きはしないと見られていた。ところがフタを開ければ仲睦ましい夫婦生活を続け、バラエティーにも一緒に出演、お茶の間の好感度も高まった。娘(10)を授かり、順風満帆のはずだったが、三船が高橋の束縛に嫌気がさして、一昨年末から同居していた三船の母(女優の喜多川美佳=66)と娘を連れて出奔。別れたくない高橋と話し合いは続いたが離婚調停は決裂、結局、ラチがあかないと諦めた三船が離婚と娘の親権を争い裁判に訴えることになった。

 【16日=金】

 ○…日本プロ野球史上、初の女性オーナーがこの日誕生した。前任のオーナーだった春田真氏に代わり、親会社DeNAの創業者で取締役の南場智子氏(52)が就任、横浜市内の球団事務所で記者会見が行われ、「より強く、そしてファンの皆さんに楽しんでもらえる球団にしたい」と抱負を語った。ただプロ野球ファンなら知っての通り、ベイスターズは万年Bクラス。ここ2年は最下位は免れたが、それでも2年連続5位、それまでは5年連続の最下位だった。98年の日本一以来、当然優勝経験はなく、02年以降は勝率で5割以上の年はない。12球団一の最低最悪球団のレッテルを張られている。それだけに南場氏に期待するベイスターズファンは多いに違いない。

退任会見に臨む高田社長

退任会見に臨む高田社長

 ○…来る者もいれば去る者もいる。テレビショッピングでおなじみの「ジャパネットたかた」はこの日、同社を含む子会社5社を傘下にしたホールディング会社を発足させ、同時に名物社長であり創業者でもあった高田明氏(66)が退任し、長男の高田旭人氏(35)が社長に就任すると発表した。明氏は会長や相談役、顧問などには就かず、経営の一線から退くとした。1年ほどは今まで通りCMには出演するというが、あのトーンの非常に高い独特の喋りがいつかは耳目にできなくなる日がやってくるかと思うと、少々寂しいような…。


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