週間ＩＤＯＢＡＴＡ回顧録（１２月２７日～１月２日）
今週はどんな出来事があったのか。本サイトが気になったニュースを振り返る「週間ＩＤＯＢＡＴＡ回顧録」。意外と毎日、いろんなことがあるもので…。早速、プレイバックといってみよう。
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【１２月２７日＝土】
○…松坂大輔（３４＝メッツ→ソフトバンク）、中島裕之（３２＝アスレチックス、メジャー経験なし→オリックス）が日本球界復帰をすでに決めている。力不足や期待外れ…理由はいろいろあるが、これまでのメジャーからの出戻り組は、ほぼ１００％が〝お払い箱組〟。ところがヤンキースからＦＡとなっていた黒田博樹投手（３９）は違った。バリバリのメジャーリーガーであり、来季、メジャー球団が彼に用意した年俸は２０億円前後とも言われる中、この日、移籍先の広島を通して日本球界復帰を発表した。広島では球団史上最高額となる年俸４億円プラス出来高を支払うが、メジャー残留を決めれば黒田が手にできた額はその５倍。「現役は広島で終えたい」と常々口にしていた男は前日、球団に「（広島に）帰ります」と電話で伝えていた。
来季は広島在籍当時に付けていた背番号「１５」を背負い、日米通算１８２勝１６８敗（うちメジャー通算７９勝７９敗）右腕は、まず通算２００勝とチームの優勝を狙う。そう言えば、かつて球団から７億５０００万円もの高額年俸をせしめて日本球界に復帰したはいいが、あまりの不甲斐ない成績で当時のオーナー企業とファンをがっかりさせた出戻りメジャーがいたっけ。その銭ゲバぶりが、話題にもなっていた。「最後はカネじゃない」…そう言わんばかりの男気を見せた黒田。比較すればするほど、その偉大さが伝わってきそうだ。
【２８日＝日】
○…米映画サイトのＴＣキャンドラーがこの日（現地時間２７日）、２０１４年の「世界で最も美しい顔１００人」を発表した。１９９０年の第１回から数えて２５回目、ナンバー１の座には昨年の２位から順位を上げた韓国のポップグループ「アフタースクール」のナナ（２３）が輝いた。２位は米女優のクロエ・グレース・モレッツ（１７）、３位は１３年に映画「それでも夜は明ける」でアカデミー助演女優賞に輝いた米女優のルピタ・ニョンゴ（３１）と続いた。日本人は昨年の４６位から大幅に順位を押し上げ８位にランクインした桐谷美玲（２５＝３年連続）を筆頭に２５位の石原さとみ（２８＝昨年３２位＝２年連続）、４３位の佐々木希（２６＝同４１位＝５年連続）、５０位のＡＫＢ４８メンバー島崎遥香（２０歳＝同５６位＝２年連続）の４人がランクインした。昨年、ランクインしていた浜崎あゆみ（３６＝同６０位）と上戸彩（２９＝同９９位）は圏外に沈んだ。
【２９日＝月】
○…北海道警釧路署はこの日、コンビニエンスストアの店員を脅して土下座させたとして、飲食店経営の松永弘樹（３８）と会社役員の壁屋朋和（３８）、ともに無職の菅原仁志（３８）と新井田恵（２１）の４容疑者を逮捕したと発表した。同署によると松永容疑者らは前日の２８日午前５時５分ごろ、同市佐竹の「セブンイレブン」でセルフ式ドリップコーヒーを購入し、１０代の女性店員に操作を依頼。店員がホットコーヒーを差し出したところ、「アイスコーヒーを頼んだべ」などと言いがかりをつけた。さらに「若いやつらを何十人も連れてくる」と脅し、約２５分間に及び土下座させたという。直接の逮捕理由は強要容疑、来店した客の一人が異常に気付き警察に通報、駆け付けた同署員に逮捕された。
９月には大阪・茨木市内のコンビニ店員に態度が悪いと難癖をつけ、店員や店長、コンビニチェーンのエリア担当者に土下座を強要、さらにたばこを脅し取ったとして無職の男らが逮捕されている。その時は、犯人が自らネット上に土下座映像を流し、自慢したことで犯行が発覚、世間から「大バカ者」とさんざん批判され、笑いものにされた。今回は２１歳の女は含まれるが、他は３８歳の分別のあるはずの大のおとな。１０代の女性店員を捕まえて「若いやつ何十人も連れてくる」と脅すとは、どういう神経、いや頭の構造をしているのやら。
【３０日＝火】
○…この日の夜、韓国中から非難の嵐にさらされてきた大韓航空のナッツ姫こと趙顕娥（チョ・ヒョナ）前副社長（４０）が、航空保安法違反などの疑いでソウル西部地検に逮捕された。事件が起こったのは１２月５日。趙容疑者は米ニューヨーク（ＪＦＫ空港）発、韓国（仁川空港）行きの大韓機８６便（Ａ３８０）のファーストクラスに乗っていた。同便が離陸準備のために滑走路を走り始めたその時、同容疑者は袋から出さずにマカダミアナッツを提供したＣＡに大激怒、対応に当たったチーフパーサーが気に食わず、そのパーサーを降ろすために機長に命じ同便を搭乗ゲートへ引き返させてしまった。結果、同便の出発時刻が２０分遅れ、仁川空港到着も１１分遅れた。私憤で多くの乗客や乗務員、さらには空港関係者などに迷惑をかけただけでなく、隠ぺい工作まで発覚。責任を部下に転嫁するなど、見苦しい対応に終始し、批判を増幅させた。もともと同航空を傘下に持つ韓進グループをはじめ、韓国財閥トップのサムスングループやヒュンダイ、ＳＫ、ＬＧロッテなど１０大財閥で韓国ＧＤＰ（国内総生産）の４分の３を叩き出すと言われ、その専横ぶりが問題視されてきた。特に財閥はすべて世襲化され、趙容疑者のような財閥３世の振る舞いは常に韓国国民の神経を逆なでし、不平不評を買っていた。趙容疑者の逮捕の翌日、妹で同航空の趙ヒョンミン専務（３１）が１２月中旬に趙容疑者あてに「必ず復讐する」とメールを送っていたことが発覚、すぐさまツイッターで「あまりに幼稚過ぎた行為でした。ごめんなさい」と謝罪するに至ったが時すでに遅し。火に油を注ぐ結果になった。「彼らに付ける薬はない」と言われるほど評判の悪い財閥３世たちだが、果たして趙容疑者はこの逮捕をきっかけに改心できるのか、けだし見ものである。
【３１日＝水】
今年も何とか視聴率４０％台を死守した紅白歌合戦（画像はＮＨＫから）
○…大みそか恒例の第６５回「ＮＨＫ紅白歌合戦」がこの日行われた。平均視聴率（関東地区）は前半の第１部が３５．１％（昨年３６．９％）、後半の第２部が４２．２％（同４４．５％）を記録し、史上最低の視聴率（第１部３０．６％、第２部３９．５％）に沈んだ２００６年の翌年から続く４０％台（第２部が基準）は何とか死守した。スペシャルゲストとして登場したサザンオールスターズが３１年ぶりに横浜アリーナから、また中森明菜が１２年ぶりにニューヨークのレコーディングスタジオから生中継で紅白出場を果たすなど話題を提供。特に中森明菜の生歌披露は１０年ぶり、公の場に姿を現す自体４年ぶりの快挙で、ＮＨＫの面目躍如と同時に〝明菜健在〟をアピールした。また、ももいろクローバーＺのメンバー有安杏果がインフルエンザで急きょ欠場、３年連続で「女々しくて」を歌ったゴールデンボンバーのメンバー樽美酒が演奏中に頭を丸刈りするなど、ところどころでエピソードもあった。勝敗の軍配は白組に上がり、いつものように「蛍の光」で幕を閉じた。
【１月１日＝木】
○…正月早々、痛ましい事件が起こった。この日の午前零時過ぎ、年明けを祝うように大阪・心斎橋周辺には約６６００人の人が集まりにぎわっていた。阪神タイガース優勝時などに必ず話題になる道頓堀川へのダイブ。数年前から年明けとともに川へ飛び込む若者の姿が目立つようになった。この日も６０人ほどの男女が戎橋中心に同川に飛び込んだが、その中の一人で、日本に旅行中だった韓国人男性で高校３年生のコン・ミンウクさん（１８）が戎橋から西に数十㍍に位置する道頓堀橋から上半身裸になってダイブした。ところがすぐに溺れかけ、それを見た通行人が１１９番通報。駆け付けた救急隊員に引き上げられたが、すでに心肺は停止し意識不明の状態、約４時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。道頓堀ダイブで死亡事故が起きたのは２００３年９月の阪神優勝時、飛び込んだ男性が２日後に死亡して以来の惨事だった。外国人が、それも楽しいハズの旅行中の悲劇だけに、気の毒としか言いようがない。
【２日＝金】
○…すっかりお騒がせぶりが定着した感のあるフィギュアスケーターの安藤美姫（２６）がこの日、自身のインスタグラム（ＳＮＳ）でまたまた物議を醸している。発端は前日の１日、交際中の恋人でフィギュアスケーターのハビエル・フェルナンデス（２３＝スペイン）といまだ実父非公表の愛娘ひまわりちゃん（１）と仲睦ましい３ショット写真を掲載。「ミキティがんばれ」とか「ひまわりちゃん、凄くかわいい」という賛辞がある一方、批判的なコメントも多く寄せられた。
それら批判に対して翌日、安藤は反論。「新年早々失礼します。ただちょっとだけ。〝Ｈａｔｅ（憎む、嫌う）Ｌｏｖｅ（愛する）〟の話」（原文ママ＝以下同）と前置きして、「私の事が嫌いだったりするのは構いません。ですが、新年からＳＮＳ上でネガティブな嫌味なコメントは控えて頂きたいです」と訴えた。さらに「私はもう何を言われようと傷つきません。ですが中にはコメントを見て嫌な思いをされる方や私のかわりに傷ついてしまう私の大切なファンの方もいます。（中略）私の事が心から嫌いなのであれば見なければいいし、気にしなければいいのではないでしょうか？（中略）私の人生は私のもの。あなたのものではありませんから。あなたはあなたの人生をまず見て幸せになってください（後略）」と持論を展開した。これに対しネット上では「ぐぅの音も出ない正論です」という意見も見られたが「お前こそみられて批判されたくないなら公共の場に出てくるな」とか「何もわからない子供とその子供の男親のことは少しも考えていない。安藤の考えていることは自分のことだけ」、「南里くん（結婚の噂もあった南里康晴氏＝編集部注）の名誉回復もよろしくお願いします」と批判も目立った。火消しがさらに賛否両論渦巻く議論を呼ぶ結果になり、一部に「安藤美姫って騒がれることに生きがいを感じる騒動フェチなのでは？」なんて意見も。今年も大いに世間を騒がせてくれることは間違いなさそう！？
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