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April , 2024
Wednesday

今日見新々(3月15日=日)~①2人の論客が白鵬に喝!②陸上競技で日本人が世界新!③ベイスターズファンの浅井信雄さん死去

2015年3月15日(日)11時58分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【角界のご意見番2人が白鵬に物言い】

やく氏、デーモン閣下は白鵬に正式な謝罪会見を要望した

やく氏、デーモン閣下は白鵬に正式な謝罪会見を要望した

 相撲を語らせたら止まらない。角界のご意見番としても知られる漫画家のやくみつるさん(56)とデーモン閣下(自称10万51歳)がこの日、共著「勝手に大相撲審議会」(中央公論新社刊=写真)の出版記念トークショーに2人揃って出席した。ともに早大出身の先輩後輩の間柄で、対談がメーンの内容は時に優しく、時に厳しく角界をブッタ斬る。

 早速、先場所(初場所)優勝時に横綱・白鵬(30)が行った審判批判や差別発言などを取り上げた。やく氏が「(春場所は舌禍問題が後を引き)異様なムードで始まった」と言えば、閣下は「もとをただせば自分で言ってしまって、あれじゃかばえないよ」と白鵬の言動を批判。いまだ報道陣とは冷戦状態が続いていることにも触れ、「今場所は支度部屋で(報道陣に)背を向けていると聞く。(11日に迎えたちょうど30歳の)誕生日があったのに」(やく氏)と呆れ顔。さらに白鵬本人を問い詰めることも、処分もできず、まるで役立たずの相撲協会や形骸化した横綱審議委員会の無能ぶりを嘆いた。ただこのままの状況が続けば白鵬本人はもちろん、決してファンのためにはならないという両人。白鵬にはまず、正式に謝罪会見を開くことを勧めた。その上でやく氏はデーモン閣下に謝罪会見に同席することを提案、「(デーモン閣下が)我が輩の指導が足りなかったと言えばいい(場が和む)」とアドバイスし、会場を沸かせた。

 中日8日目を終え、この日も危なげない相撲で豊ノ島(前頭5枚目)を押し出しで破った白鵬。前日まで全勝だった照ノ富士(関脇)と安美錦(前頭6枚目)に土がつき、ただ一人8戦全勝で勝ち越しを決めた。中日での全勝ターンは自己の持つ大相撲記録を37回目に更新。情けないのは他の横綱、大関陣、横綱日馬富士はこの日、栃ノ心(前頭4枚目)にはたき込みで敗れ2敗目、この日までに琴奨菊が2敗、稀勢ノ里と豪栄道に至ってはほぼ優勝戦線脱落の3敗目を喫している。

 ちなみに関学大から初の角界入りを果たし、注目される宇良和輝(22)は2日目と5日目の前相撲に登場し見事2連勝、来場所(夏場所)から序ノ口の番付に載ることを決めている。プロレスのバックドロップに似た〝い反り〟など、縦横無尽に繰り出すアクロバティックな技が楽しみな力士だけに、相撲ファンも順調な出世を期待するところ。早速、やく氏は「宇良返」、デーモン閣下は「宇良表乃助」と、それぞれ思いついた四股名を披露していた。ただ本サイトでは、すでにご隠居顧問がコラムで「『スポーツ革命』~異色力士」(2月17日付)、「『スポーツ革命』~四股名考」(同20日付)と2回続けて宇良の四股名を「宇良ノ浦」にするべきと提案している。本名の「宇良」に親方(木瀬親方)の現役時代の四股名(肥後ノ海)の一字「ノ」をもらい、〝裏ワザ〟の裏=「浦」を組み合わせて出来上がった四股名だ。一切の私情を挟まず、四股名らしさや出典、また行司の呼び出しやすさなどを考慮すると「宇良ノ浦」に軍配が上がりそうだがどうだろう。読者のご意見をぜひお聞かせ願いたい。そこで緊急アンケート。「宇良返」、「宇良表乃助」、「宇良ノ浦」、皆さんはどれをお選びか。新四股名が思いつけば、それも結構。数が揃えば特集する予定なので、ぜひ本サイト下段の「お問い合わせ」フォームからご連絡を。

 【陸上競技で日本人が世界新記録更新の快挙】

 8月に行われる世界陸上(北京)の選考も兼ねた「第39回全日本競歩能美大会」(石川)の男子20㌔競歩で、鈴木雄介(27=富士通)が1時間16分36秒の世界新記録をマークし優勝した。これまで自己最高だった1時間18分13秒(昨年2月)を大幅に更新、8日にヨアン・ディニズ(37=仏)が樹立したばかりの世界記録(1分17秒2)をあっさり追い抜いた。もちろん世界陸上代表にも選出。20年、東京五輪の金メダル候補の筆頭格に違いなく、なかなか注目されない競技だけに、今後の活躍が期待される。

 【国際ジャーナリストの浅井信雄さんが死去】

 ドラマをはじめ、視聴率低迷に苦しむTBSにあって、常に高視聴率をキープするTBSの人気情報番組「サンデーモーニング」。そのゲストコメンテーターとしても知られる国際政治学者でジャーナリストの浅井信雄さんが6日、亡くなっていたことがこの日わかった。享年79。前立腺がんだった。浅井さんは読売新聞記者として外報畑を歩み、ジャカルタやカイロ特派員などを経て、ワシントン支局長を歴任した。1981年に同社を退社した後は、野村総研や三菱総研などの研究員、東大や母校の東京外大では講師として教鞭に立ち、神戸市外大では87年から11年間、国際関係学科の教授を務めた。

 大のベイスターズファンとしても知られる浅井さん。足かけ23年間出演した「サンデーモーニング」ではここ10年ほど、かなり悔しい思いもしてきた。浅井さんが出演するたびにスポーツコーナー(週刊御意見番)で大沢親分(啓二さん=10年没、享年79)や張本勲氏(74)、MCの関口宏(71)からからかい気味に(愛情を込めて)よくチームの低迷を指摘され、「そんなことはありません!」、「ベイスターズはこれからです!」などと子どものようにムキになって反論する姿がほほ笑ましかった。リベラル、かつソフトな語り口で、視聴者にもわかりやすく国際問題を語ってくれた浅井さん。存命のうちに98年以来となるベイスターズの優勝を見せたかった、そして関口、張本両氏と浅井さんのコメントを聞きたかったという〝サンモニ〟ファン、ベイスターズファンは多かったに違いない。心からご冥福をお祈りし、合掌。


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