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November , 2018
Thursday

政治がAKBに全面降伏?

2015年5月27日(水)11時52分更新

 日本の政治はこれでいいのか! 世論を味方につける方法は、自分の政治信条でもなければ、命を削る覚悟で臨む国や国民への奉仕でもない。今や与野党ともに頼るべきはアイドル人気? まさか~、ウッソ~…そんな嘆き節が聞こえてきそうなほど、日本の政治は腐り始めている!?

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 このほど、自民党が選挙年齢引き下げを議論するため、何とアイドルグループAKB48の内山奈月(19)に白羽の矢を立て、参考人として国会に招致しようとしていたことが分かった。内山は慶大経済学部に通う現役の大学2年生で、昨年7月には憲法関連の入門書「憲法主義 条文には書かれていない本質」(PHP研究所、南野森九大教授との共著)を出版して話題になった。まだデビューしたての高校3年生だった2013年6月、東京・武道館コンサートのステージに立ち、憲法の条文を暗唱披露して、会場のファンたちを驚かせるほど、憲法に明るいアイドルとして知られている。

◇ボンクラ世襲議員とタレント議員の吹き溜まり

 現在、国会では安保法制法案と並行する形で、選挙権年齢を現行の20歳から18歳へ引き下げる方向で審議が進んでおり、29日には政治倫理・公職選挙法改正特別委員会で有識者の意見を聞く参考人質疑が予定されている。その質疑に内山を呼ぼうと検討されていたという。結局、内山のスケジュールの都合で出席できず、断念したようだが、党内からも「安易な人選だ」「パフォーマンスが過ぎる」という批判も出ていたという。「まあこのあたりで、多少のストップがかかるところは、まだ救いはあるが、もし内山のスケジュールが空いていれば出席していたと思うと、いよいよ自民党もヤキが入ったと言わざるを得ない」というのは政界関係者の一人だ。

憲法関連の著書もある内山に白羽の矢が立ったが…(「憲法主義~条文には書かれていない本質」=PHP研究所刊)

憲法関連の著書もある内山に白羽の矢が立ったが…(「憲法主義~条文には書かれていない本質」=PHP研究所刊)

 本サイトでも何度か伝えている通り、AKB48をはじめ、同グループは有識者の間でその商法が度々問題視され、なかには国会でも取り上げるべきだと話す議員もいたほど。最近、あまりそのような話は聞こえてこないが、現時点で、決して真っ白とは言えない灰色の商法が問題になるアイドルを、三顧の礼をもって国会招致するなど「ある意味、ブラックジョークにも思えてしまう」と芸能事情に明るいA氏は呆れるのだ。

 政治ジャーナリストのX氏はこう話す。

「結局、AKBの娘を国会に招致しようというのは、まさに世論の受け狙い。選挙の時にタレント候補を担ぎ出すのと一緒。このままいけば、冗談抜きにして真の意味でプロと呼べる政治家は日本に存在しなくなり、『地盤、看板、カバン』の3種の神器を引き継いだボンクラ世襲議員と、芸能界やスポーツ界では食えなくなったタレント議員の吹き溜まりになってしまう。国民もそろそろ真剣に現実を見つめ直した方がいいのでは」

◇共産党、お前もか

 実は本サイトではこれまでノーマークだったため、今さら知ったのだが(お恥ずかしい限り)、あの日本共産党もちゃかりAKB人気にあやかっていたのだ。昨年、同党の機関紙「しんぶん赤旗」(9月28日の日曜版)紙面に何と今回、自民党が国会招致を考えた内山を登場させ、「AKBの憲法キャラ」としてインタビュー記事を掲載していたのだ。ちょうど前出の著書「憲法主義」を出版した後のタイミングもあったのだろうが、丸々3㌻も割くほどの力の入れようだった。

「昨年末の衆院選、そして今年の統一地方選と、野党の中では議席を増やすなどして一人気を吐いているのが共産党。美人候補が話題になったり、ソフト路線が奏功している。ただ、さすがにAKB人気にあやかろうなどという考えが芽生えたなら、もはや他の野党と変わりがなくなる。それこそ共産党の看板を外して、民主なり維新なりと合流したほうがよろしい。特に年配者には、『共産党お前もか』とガッカリしている支持者は少なくない」(X氏)。

 前出芸能関係者のA氏も「共産党までAKBにおんぶに抱っことなれば、いまや完全にマスコミを牛耳ったと言っても過言ではないAKBだけに、それこそあれだけ問題になっているAKB商法を誰も追及できなくなる」としたうえでこう続けた。

「えっ? 文春が唯一頑張っている? いやいやいや。たまにAKBにとってマイナスの記事は出るけども、ほぼすべて男女関連のゴシップばかり。男女のスキャンダルは、もはやAKBの恒例行事となり、本来禁止だったはずの恋愛もなし崩し。文春のスキャンダル記事なんて、いまやAKBサイドには痛くもかゆくもない。その証拠に渡辺美優紀、峯岸みなみ、松村沙友里、松井珠理奈…騒がれたメンバーたちは何事もなく活動している。大人の事情といえば聞こえはいいが、結局、それなりの立場の人や業界を抑え込み、法律さえ守って商売すれば、多少強引な商売も成り立つ。それが世の中だし、政党もその人気にあやかるように、もはや持ちつ持たれつの関係だ」

 改めてAKBの人気と力、さらにAKBマネーに脱帽…といきたいところだが、やはり日本の政治がこのままであっていいのだろうか。ぜひ読者の皆さんのご意見をお聞かせ願いたい。


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