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November , 2018
Thursday

誰が買う? 究極の相撲観戦チケット発売中

2014年8月11日(月)02時18分更新

 お1人様ウン十万円なり――いま発売されている大相撲観戦チケットに、こんなバブル時代を彷彿させるような料金プランがあるのをご存じか。考案者は今や協会ナンバー3の立場にあり、現北の湖理事長の後継候補ナンバー1と言われる貴乃花親方。デフレ脱却は時代の流れとはいえ、これほど究極となれば話は別…このプラン、有り? 無し? 行司軍配はどちらに上がるのか。

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貴乃花親方考案の究極の大相撲観戦プラン(同プランの申し込みサイトから)

貴乃花親方考案の究極の大相撲観戦プラン(同プランの申し込みサイトから)

 9月14日(日)、東京・両国国技館で初日の始まる大相撲秋場所。8月9日から前売りチケットの販売がスタートし、好調な売れ行きを見せている。特に土日、祝日のチケットはマス席、イス席ともにほぼ完売に近い状態で、なかでも4人用のマスを2人で利用できる「特別2人マスB席=1人1万600円」と「特別2人マスC席=同9500円」、それに5~6人のグループ(15歳以下の子供、もしくは60歳を超すメンバーが1人以上いるなど条件あり)で1マス利用する「ファミリー/シニア枡」(1マス=3万1000~3万7200円)は全15日間、すでに完売したチケットもある。

 一時は八百長問題や野球賭博、しごきによる傷害致死事件など不祥事が続き、その人気がどん底まで落ち込んだ大相撲。ようやくここにきて、遠藤や高安といった平成生まれの若手力士の台頭など、明るい話題が先行し始めた。とくに前回の名古屋場所では琴奨菊や豪栄道、それに高安の日本人3力士が千秋楽まで優勝争いに絡み、相撲ファンを大いに沸かせたことは記憶に新しい。

 実際、名古屋場所での大相撲人気の復活は明らかだった。入場者総数は前年から1万2000人増えて9万8700人(対前年比13.8%増)、懸賞本数は1166本に達し、それまで同場所最多だった2年前の記録(1048本)を更新した。また平成11年以来、実に15年ぶりとなる2ケタ10日間で大入りとなった。

 その人気の波に乗ったわけでもなかろうが、いま究極のチケットが発売され話題になっている。

 協会理事として、またファンサービスを考える総合企画部長の職にある貴乃花親方が考案した「大相撲プレミアムシート」がそれ。9月15~19日(秋場所2~6日目)の毎日、1日20人限定で発売し、専属のコンシェルジュ(案内係)が付きっ切りで世話をして、ワインとシャンパン、高級フィンガーフード(手でつまんで食べる軽食)を楽しみながら、また日本を代表する椅子デザイナーが作った座布団に座ってマス席で大相撲が観戦できるといった趣向だ。

 さてさて気になる料金は……。驚くなかれ、究極の1人37万8000円なり! 確かにバブル全盛期は企業接待に大いに使われ、プラチナどころかダイヤモンドチケットと言われた大相撲チケット。いくら景気が上向き基調とはいえ、そこまで回復しているはずはない。カップルで観戦して75万6000円、家族4人だと151万2000円…さすがに大相撲にこれほどの価値が…と思ったら早とちり。

 このプラン、実は相撲観戦後に行われるスペシャルイベントが最大のウリ。全5日、日ごと内容に違いがあり、例えば15日は国技館から帝国ホテルに移動して高級レストラン「レ セゾン」でフレンチのフルコース、18日は屋形船で芸者の芸を観賞しながらの和食など、必ず夕食が付いてくる。プレミアムな理由はそれだけではない。いずれの日も貴乃花親方が同席し、ファンとの交流を楽しんだうえ、お土産には親方直筆の額入りの特大色紙がプレゼントされるのだ。中には銀座の高級カラオケ店でディナーを楽しみながら、貴乃花親方とカラオケを楽しむというプラン(17日)もある。

 ある大手総合商社の幹部は「バブル全盛期だったら、即完売のチケットだったでしょうね。ただ今はどうだろう。購入できるとすれば、よほど資金に余裕のある相撲ファンといったところでしょう」

 5日間とも先着順で受け付けているとのこと。興味があれば、問い合わせてみるといかがだろう。

 ちなみにこの究極プラン以外にも「出羽の海部屋 朝稽古見学&ちゃんこ&サイン色紙付プラン」(2~4人1組の申し込みで1人1万6300~2万5900円=場所中の3日間)、「マス席で贅沢に大相撲観戦&相撲部屋でちゃんこプラン」(2~4人1組の申し込みで1人1万5500~2万5100円=同)など企画はめじろ押し。通常料金よりは割高だが、すでに一般発売では完売してしまったマス席も、企画プランでは空いていることもある。

 1998年名古屋場所で三代目若乃花が第66代横綱になって以降、71代の鶴竜まで日本人の横綱は誕生していない。また2003年の初場所8日目に二代目貴乃花が引退して以来、日本人の横綱は不在となっている。

 新大関豪栄道が左膝外側半月板損傷で約1ヵ月の安静を必要とされ、8日から始まった夏巡業を休場した。9月はぶっつけ本番で本場所に臨むことになりそうだが、琴奨菊と稀勢の里を加えた大関陣、さらに若手のホープ遠藤、高安といった日本勢がどのような活躍をみせるのか。さすがに我々庶民は、ない袖は振れず、テレビ観戦であきめるが、秋場所は注目度満点の場所になりそうだ。(記事中の料金はすべて税込み)


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