円谷プロプロデュース! その名も「怪獣酒場」オープン
14日、ウルトラ怪獣たちをモチーフにした居酒屋「怪獣酒場」がJR川崎駅前にオープンする。主役はウルトラマンでもウルトラセブンでも、サーガでもギンガでもない。あくまで怪獣がコンセプトの居酒屋である。
入り口を入ると、すぐに2㍍はあるゼットンのフィギュアがお出迎え。そしてローマ名物を模した「ジャミラの真実の口」があり、ジャミラの口に手を入れた客が「地球防衛隊員やヒーローに変身できる能力者=怪獣の敵」と判断されると、手が抜けなくなるという仕掛けがあるという。
約60坪の店内には100ほどの客席があり、すでに絶版となった貴重なソフビ(ソフトビニール)製の怪獣フィギュア約200体が眺められる〝怪獣エリア〟や2人掛けの個室がある〝作戦計画室〟、他にも〝宇宙人エリア〟など合計5つのコンセプトエリアがあり、遊び心も満点だ。
フードメニューは居酒屋定番の鮮魚の盛り合わせやダシ巻き玉子などのほか、バルタン星人のハサミをモチーフにしたカニピラフ「バルタン星人のおもてなし」や科学特捜隊基地の外観をイメージしたグラタン「科学特捜隊日本支部を破壊せよ!」などスペシャルメニューがあり、随所に円谷プロ監修のなせるワザをうかがわせる。
営業は2015年3月までの期間限定で、営業時間は午後4時30分から午前0時まで、基本は来店順の案内になるが、6人以上での利用は予約(2時間の時間制)も可能だ。ただし13日現在、最も混雑する平日の午後7時からの予約は、3月末まで予約でいっぱい。予約可能は4月以降になるほどの人気で、ようやくほかの時間帯や日曜日にまだ若干の空きがあるのだとか。
1966年、ウルトラシリーズ第一作の「ウルトラQ」が放送開始以来、ほぼ半世紀の時が流れた。初代ウルトラマンやウルトラセブンに熱くなった子供たちも、いまや還暦前後の中高年。一杯やりつつ、昔話に花を咲かせれば、リフレッシュできること請け合いだ。ただし飲み過ぎのカラータイマーが点滅したら、まっすぐ家路に急ぐこと。くれぐれも自らが怪獣にならぬようお気を付けを。
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