そうだ、京都、行こう
皆さーん、今年の夏休みはどこへお出かけですか? エッ、まだ決まっていない? 海外旅行したくても、3~4日の休みじゃねえ…そんな皆さん、日本にエエとこあります。どこかって? エエとこ違ゃいます、エエ古都おます。そう! 言わずと知れた古都・京都。「そうだ、京都、行こう」って、決してJRの回し者とは違います。先日発表された米大手旅行雑誌の世界人気観光都市ランキングで、何と京都が日本で初めて1位の座に輝いたのだ。世界がうらやむ観光地を身近にして、足を運ばない手はない。京都? 何度も行った? そういわず「ディスカバージャパン」もとい「ディスカバーキョウト」の旅に出掛けてみては。新しい京都と、そして自分に出会える…かもしれない。もちろん、私、旧国鉄の回し者でもありません。右、あしからず。
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米大手旅行雑誌「Travel+Lesure(トラベル・アンド・レジャー)」がこのほど、今年の世界人気観光地ランキング「ワールド・ベスト・アワード2014」を発表した。同誌が毎年読者投票をもとに順位付けしているもので、京都が世界各地の並み居る観光都市を抑え、見事1位に輝いたのだ(別表参照)。
24日(現地時間)、ニューヨークで行われた同ランキング授賞式に出席した同市の糟谷観光政策監は大喜び。市が一致団結して取り組んだ結果と語った。
京都は12年、日本として初めてトップ10入り(9位)を果たし、13年に5位入賞と着実に順位を上げ、今年、遂にナンバー1の座に就いた。
京都の魅力は今さら説明するまでもない。泣くよカラス(794年)の平安遷都以来、常に日本を代表する都市として君臨。1994年には寺社群がユネスコの世界文化遺産に登録され、名実ともに世界を代表する観光地となった。
現在、京都三大祭の一つ、祇園祭が開催されており(~31日)、なかでも有名な山鉾巡行と宵山はすでに終わってしまったが、夏の京都はイベントがめじろ押し。如意ケ嶽の大文字に象徴される五山の送り火はこれから(8月16日)だし、鴨川の納涼床や貴船の川床は、暑い季節だからこそ魅力が一層際立つ夏の京都の風物詩。宇治川や嵐山・渡月橋近辺での鵜飼も、この時期ならでは。
また京都太秦映画村は、8月24日までの土日と12~15日の期間限定で、通常18時まで(平日は17時)の営業を21時まで延ばし、「映画村ナイターまつり」と称した夜間営業を実施している。
家族旅行や一人旅、修学旅行などで、一度は京都を訪れている人は多いはず。暇さえあれば新幹線に飛び乗り、日帰りで帰ることも何度かあったという東京都在住のアラフィフ会社員の花田博康さんはこう語る。
「何度行っても京都は飽きません。歴史的建造物はもちろんですが、四季折々、また天候の違いで様々な顔を覗かせるのも京都の魅力。世界が注目しているいま、日本人としてもっと京都を知りたいと思っています」という。
世界一の観光地・京都。ぜひ再確認したいところだが、いかんせん、夏の京都はとにかく暑い。熱中症対策だけは怠らず、水分補給と適度な休憩は忘れぬように。
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