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April , 2024
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今日見新々(3月14日=土)~①ダイヤ改正でブーイング②ダルビッシュ今季絶望

2015年3月14日(土)11時58分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【ダイヤ改正で意外に多いブーイング】

 JR春のダイヤ改正が行われたこの日、例年になく大きな話題を提供する年となった。前々日に寝台特急「トワイライトエクスプレス」がラストランを終え、前日は最後のブルートレイン「北斗星」が定期運行を終了した。そして満を持して開業したのが、ダイヤ改正の目玉の一つ「北陸新幹線」。東京―金沢間の約450㌔をこれまでより、何と1時間20分も短縮され、およそ2時間半で結ぶ。待望の1番列車の上り「かがやき500号」が金沢駅を午前6時1分(定刻6時)、下り「かがやき501号」が東京駅を午前6時16分(定刻通り)に出発、それぞれ終着駅には8時32分、8時46分に到着した。金沢駅では下り1番列車を石川県の谷本知事や着物姿の女性約20人が「ようこそ石川金沢へ」の横断幕を掲げお出迎え。開業イベントは大いに盛り上がった。

JR東日本のダイヤ改正では実は大ブーイングも起こっていた

JR東日本のダイヤ改正では実は大ブーイングも起こっていた(JR東京駅の東海道線ホームで)

 首都圏の在来線でも大きな変更があった。これまで上野駅を起点としていた常磐、高崎、宇都宮の3線が「上野東京ライン」として東京駅に乗り入れることになり、東海道線との直通運行が開始。また常磐線の一部特急も品川駅始発となり、いわき駅(福島県)まで乗り換えなしでつながった。北関東から南関東へのアクセスが格段に向上したことに加え、平行して走る山手線と京浜東北線の上野―御徒町駅間が最大で乗車率200%を超えた混雑が、170%前後に緩和されると予想されている。

 この「上野東京ライン」の開通で新聞、テレビは大々的にPR、好意的に伝える論調ばかり。「まあテレビも新聞もJR東日本は大スポンサーですから、悪いことはは報道しづらい。ただかなり批判は多いようですね」というのは広告業界関係者。実際、サラリーマン、OLを中心に大ブーイングが巻き起こっている。

 横浜在住の会社員Aさん(49)はこの25年間、丸の内の会社に通勤するため、東海道線(横浜―東京駅間)を利用している。そのAさんは、ほとんど激怒に近い強い口調でこう訴えた。

「朝はさすがに座れないので、ギュウギュウ詰めの電車に立ったままで、東京駅まで乗車しています。たまに品川駅で目の前に座る人が降りて座れることもありますが、帰りは東京駅で1本、2本やり過ごして、必ず座って帰ります。横浜駅までは25分ほどですが、その間の仮眠がその日の疲れを癒してくれる。それも始発だったからできたわけで、週明けの月曜(16日)から、よほどのことがない限り、座っては帰れないでしょう。上野―東京駅間がつながってよかったですって? 冗談じゃない! こっちにしてみれば大迷惑な話です!」。中には「別に疲れているというわけでなく、満員電車に立って乗っていると、いつ痴漢に間違われるかわかりません。それに最近では、美人局じゃないですが、痴漢に仕立て上げられて、カネを巻き上げられる被害もあるというじゃないですか。座れば痴漢トラブルは防げますからね」(戸塚在住の50代のサラリーマンBさん)。もちろん痴漢被害に遭わないために、必ず座って帰るという女性も少なくなかったハズ。

 実際、AさんやBさん同様、東海道線では始発の東京駅で何本か電車をやりすごし、必ず座って帰る通勤客はかなり多かった。今回の直通運行開始でも通勤快速や湘南ライナー(指定席)といった一部の電車に東京駅始発は残るが、絶対数が少ないし、Aさんが利用する横浜駅は停車しない。実は上野駅も同様で、始発だった常磐線、高崎線、宇都宮線も帰宅時は座って帰るため、東京駅同様、1~2本電車を待って乗車する通勤客はいた。前出のAさんがしみじみこう言った。

「どこかのニュースで大宮から横浜へのアクセスが向上して、中華街にも行きやすくなった、なんてやっていましたけど、大宮からだったら京浜東北線で、中華街の最寄り駅の石川町駅まで行けば、それこそ乗り換えなしで行けます。何より大宮が始発ですから座れる。確かに上野東京ラインを使えば途中、横浜駅で乗り換えしても20分くらいは速く行けるようですが、それくらいの差だったらさほど苦にならないでしょう。もともと湘南新宿ラインという新宿や渋谷駅経由の電車もあるわけですし、何が便利になったんだかさっぱりわかりません。メディアもそのあたり、もっとクローズアップして伝えるべきですよ」

 どこまでも怒るAさんだった。

 【ダルビッシュが今季ジ・エンド】

 手術か回避かで注目されていたレンジャーズのダルビッシュ有(28)がこの日(現地時間13日)、18日(同17日)に右ヒジじん帯の手術(トミー・ジョン手術)を受けることを発表した。手術を受ければ復帰まで1年~1年3、4ヵ月かかると言われており、今季の登板が絶望的になった。ダルビッシュは記者会見で「僕の場合は裂けてない。厳密に言うと部分断裂ではないということで、凄く特殊なケース。痛みがないのであれば手術をするべきではないとする意見もあるけど、もし切れてしまった時、2シーズン、棒に振ってしまう可能性があるから、それを改善するための手術」と答えた。

 トミー・ジョン手術は米国のFジョーンズ博士が考案したヒジのじん帯断裂を修復する手術で、1974年に当時ドジャースの投手で通算288勝を挙げたトミー・ジョンに施したことでその名が付いた術式で、その後、同投手は見事復活した。手術としては確立されおり、失敗はほとんどないとされており、投手だけでなく、野手もこの手術を受ける選手は少なくない。メジャーはもちろん、日本人でも桑田(真澄=当時巨人)や藤井(秀悟=当時ヤクルト)、そして五十嵐(亮太=当時ヤクルト、現ソフトバンク)など多くの選手がメスを入れている。

 ただ投手のヒジにメスを入れることはやはり覚悟が必要で、「ダルビッシュが言うように、手術をすることで選手寿命は延びるといっても、やはり一番は故障や手術をしないこと。手術を決意したからには、球威は確実に落ちる。ダルビッシュのように、力で押すようなタイプの投手は術後、落ちた球威に苦しむケースが少なくない。そこから先、どう技を磨いて、その落ちた球威をカバーしていくか。そういう意味では、同じく力で押すタイプで2011年に右ヒジじん帯損傷で(トミー・ジョン)手術に踏み切った松坂(大輔=当時、レッドソックス、現ソフトバンク)は術後、思うよな成績が残せていない。今季、日本球界に復帰を果たしたが、前途は多難だ」(球界事情通)。

 元レスリング世界女王の山本聖子(34)とデキちゃった未婚を発表し、幸せいっぱいのはずのダルビッシュ。それが一転、前途多難な現実に直面した。すでに各所で山本の「下げ○○」疑惑が報じられ、悔しい思いをしているだろうが、この借りは来年、完全復活して、それこそ何倍にもして返してほしいものだ。頑張れ、ダルビッシュ!

 


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