週間ＩＤＯＢＡＴＡ回顧録（３～９日）
今週はどんな出来事があったのか。本サイトが気になったニュースを振り返る「週間ＩＤＯＢＡＴＡ回顧録」。意外と毎日、いろんなことがあるもので…。早速、プレイバックといってみよう。
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【３日＝土】
○…圧倒的な力の差を見せつけた完全優勝だった。第９１回箱根駅伝が前日の往路に続きこの日、復路が行われ、往路２位の明治大学に４分５９秒差のトップスタートを切った青山学院大学が、さらに後続との差を広げ、最終的に東京・大手町の読売新聞社前のゴールには合計タイム１０時間４９分２７秒、２位の駒沢大学に１０分５０秒差の大差をつけて飛び込んだ。これまでの最高タイムは２０１２年に東洋大学が記録した１０時間５１分３６秒、今年から一部コースの変更があったため、過去は参考記録となるが、その記録を２分以上も更新する〝新記録〟。青学大は創部９７年、同大会に初出場して７３年目と歴史こそあるが、昨年まで５年連続１８回の出場のうち、これまでの最高順位は１２年の５位だった。ミッション系の大学＝軟弱…そんなイメージを払しょくし、並み居る駅伝強豪校を完膚なきまで蹴散らしての優勝劇、今回力走した１０人のうち、来年は８人もの選手が残留する。リベンジに燃える駒大、東洋大、明大など強豪、古豪他校とのし烈な覇権争いが今から楽しみである。
【４日＝日】
○…昨年１０月に脳梗塞で倒れ１２月に退院、自宅で療養を続けていたタレントの磯野貴理子（５０）がこの日、レギュラー出演するバラエティー番組「行列の出来る法律相談所」（日テレ系）で芸能界に復帰した。「新年明けましておめでとうございます。メェー、メェー、メェー、メェー」と登場した磯野を見て、明石家さんまが「あぁ戻ってる、戻ってるよ。戻ってるよ、磯野」とその回復ぶりを喜んだ。「声を出して笑ったのは久しぶり」と笑顔で答える磯野だったが、さらにさんまが「（倒れた時に）ダンナさんがいてよかったねえ。一人暮らしやったら危なかったんやろ」と振ると「もうアウトです。先生に聞いたんです（中略）『ハァ、死んでましたでしょうね』」と言われたと神妙な顔つき。「ウッソー！」というさんまの驚きにスタジオ内もどよめいた。しかしその直後、出演者の一人から「最初『メェー』って（手を前にして）出てくるから『うらめしや～』思って最初」とちゃかすと磯野は「生きてる、生きてる、生きてる！」と切り替えし、スタジオ内は一変、いつも通りの磯野のやり取りに大爆笑に包まれた。
【５日＝月】
○…昨年大みそかに放送された「第６５回ＮＨＫ紅白歌合戦」の分刻みの詳細視聴率がこの日、ビデオリサーチから発表された。それによると１位が大トリを務めた紅組の松田聖子の４７．５％（関東地区＝以下同）、２位が白組のトリの嵐（４６．３％、３位＝ＳＭＡＰ（４６．１％）、４位＝サザンオールスターズ（４６．０％）、５位＝神田沙也加＆イディナ・メンゼル（４５．５％）と続く。サザンと犬猿の仲で、共演ＮＧの長渕剛は１５位（４２．８％）でサザンに勝てず、ニューヨークから生出演した中森明菜は１４位（４２．９％）。参考までにワースト５は下記の通り。１位＝Ｅ-ｇｉｒｌｓ（３０．５％）、２位＝Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅ（３０．８％）、３位＝ＡＡＡ（３２．５％）、４位＝ＨＫＴ４８（３３．２％）、５位＝ｍｉｗａ（３４．３％）、同＝福田こうへい
【６日＝火】
○…ナッツリターン事件をきっかけに、お隣韓国の財閥３世たちのアホバカ加減が白日の下にさらされている。日本は財閥解体で、そんな非常識なボンボンやお嬢様はいないと思っていたらさにあらず。財閥という名こそ残っていないが、一大企業群を形成する世襲企業は少なくない。麻生太郎副総理兼財務大臣も、そんな一人だろう。福岡県に本社のある麻生セメントを中核とする総売り上げ２０００億円、従業員１万人を抱える麻生グループが後ろ盾にあり、祖父が故吉田茂元首相、実妹が故寛人親王妃殿下の信子様、他にも明治の元勲、故大久保利通は高祖父にあたり、まさにセレブ中のセレブと言ってもいい。その庶民とはかけ離れた世界で生きてきた麻生財務相がこの日、前日に自ら発した失言を訂正した。
発端は５日、麻生財務相が信託銀行などが加盟する賀詞交歓会であいさつしたときに飛び出した。昨年９月までの１年間で、企業が社員への還元や設備投資などに回さず、手元に残す内部留保の総額が３０４兆円から３２８兆円に増えたことを引き合いに出し、「まだおカネを貯めたいだなんて、単なる〝守銭奴〟に過ぎない」と断罪した。
さすがに守銭奴は言い過ぎだと反発や批判が起こり、翌日の閣議後の記者会見で麻生財務相は釈明に追われた。「デフレ不況と闘っている中で（内部留保増大は）好ましくない。それを説明する趣旨だった」と説明したが、「だいたいバブル経済をつくり出したのも、今に続く不況にしたのも自民党政権。信用できないから内部留保に回すんじゃないの？ 守銭奴って、よくもそんな下品な言葉が使えたもんだ」（東京都内の零細企業の経営者）。昨年末にも「（女性が）子どもを産まないのが問題」と言って批判を受けたばかりだし、かつてはカップ麺の値段を聞かれ「４００円？」と答えたり、庶民感覚を強調して居酒屋へ行ったことを説明する際、食べたのが「ホッケの煮つけ」ときたもんだ。庶民感覚のかけらも、また他人を思いやる感覚も欠如しているような振る舞いは、もはや韓国財閥３世に匹敵！？ 大体、国会議員の世襲化も半ば当たり前の日本政界、悪習は踏襲（「ふしゅう」とは読まないように）するものではない。
【７日＝水】
○…この日の午前１１時半（日本時間同日午後７時半）ごろ、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画掲載などで、度々イスラム過激派から火炎瓶を投げ込まれ社屋を全焼するなど、標的にされてきたフランスの週刊紙「シェルリーエブド」社内に黒い覆面をかぶったイスラム過激派で兄弟のサイド・クアシ（３４）とシェリフ・クアシ（３２）両容疑者が押し入り、自動小銃を乱射。編集長や風刺画家など同紙関係者のほか、警備に当たっていた警官２人を含む１２人を射殺し、２０人を負傷させた。これとは別に同日、パリ南部でやはりイスラム過激派とみられるアメディ・クーリバリ（３２）とハヤット・ブメディエンヌ（２６）の両容疑者が警官１を射殺。その後、逃走した犯行グループのうちクアシ兄弟がパリ近郊の印刷工場で、クーリバ容疑者がユダヤ系食料店に人質を取って立てこもった。治安当局とにらみ合いが続いていたが９日の午後５時（日本時間１０日午前１時）ごろ、特殊部隊が同時に２カ所に強行突入、銃撃戦の上、容疑者３人は射殺された。ただその際、人質４人が死亡し、警官３人を含む７人が負傷する痛ましい結果になった。４容疑者のうち、唯一の女性だったブメディエンヌ容疑者はいまだ逃走を続けており、捜査当局は顔写真を公開してその行方を追っている。
【８日＝木】
ひと足先に〝日テレの顔〟になった笹崎さんだが、日テレは入社後活躍の場を与えてくれるのだろうか
○…東京・銀座のクラブでホステスのアルバイトをしていたとして、日本テレビのアナウンサーの内定を取り消され、採用を求めて訴訟を起こしていた東洋英和女学院大４年生の笹崎里菜さん（２２）と日本テレビの和解がこの日、東京地裁で成立した。日本テレビでは「合意した和解内容を誠実に履行していく」と話しており、この４月、晴れて同局のアナウンス室に配属予定という。ただ、視聴者からも色眼鏡で見られることは必至で、果たしてすんなりとアナウンサーデビューできるかどうかは定かではない。それでも、もしアナウンサーとしてお茶の間に登場するようなことがあるのなら、ぜひ総タレント化した民放の女子アナと一線を画し、芸能人やプロスポーツ選手等にうつつを抜かすことなく、言葉のプロとしての自覚をもったアナウンサーに育ってほしい…そう願う視聴者は少なくない！？
【９日（金）】
○…年明け早々、連日のようにマック店舗から異物混入が報告される中、この日、日本マクドナルドホールディングスは昨年１２月の既存店の売上高が前年同期、２１．２％減だったと発表した。昨年の上海福喜食品事件以降、信用回復に努めてきたが、これで前年実績１１カ月連続のマイナス。マックファンは、完全に戻ってはいなかった。それでも熱しやすく、冷めやすい日本人のこと、年が明ければ、気持ちも変わる。恐らくマック陣営はそう期待していたに違いない。それなのに…。度重なる異物混入発覚で、信用失墜の打撃は今まで以上、１月の売上高も前年同期を下回ることは間違いなさそう、あとはどこまで下がるか、その数字が気になるところだ。
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