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今日見新々(1月27日=火)

2015年1月27日(火)11時59分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【後藤健二さん続報】

 イスラム過激派組織「イスラム国」に拘束中のフリージャーナリスト後藤健二さん(47)の安否が心配される中、日本政府は今日も対応に追われた。後藤さん解放の条件とされるサジダ・アルリシャウィ死刑囚が収監されているヨルダン政府とは緊密に打開策を協議しているもようで、ヨルダン政府は同じくイスラム国に拘束中の同国軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)の解放を優先しながら、後藤さんの救出にも協力姿勢を示している。情報の真偽は不確かだがサジダ死刑囚にプラスアルファして後藤さんとモアズ中尉の一括解放をイスラム国に打診するという話も出ている。

 また今日は在京の「アラブ外交団」(イラクやシリア、ヨルダンなど20の国や地域の駐日大使などで組織)を代表してパレスチナ自治政府のシアム代表が東京都内で記者会見し、「(イスラム国の行為に対し)耐えがたい強い憤りを感じる。人道的行為を重ねてきた友好国の日本国民に対してこのような行為が行われたことを遺憾に思う」と語った。「これはテロ行為、徹底的に戦わなければいけない」と述べ、国際社会と連携しイスラム国に対峙していくことを強調した。

 【殺してみたかった】

 名古屋市昭和区内のアパートの風呂場で、同市千種区の無職、森外茂子さん(77)が遺体で見つかった。捜査に当たった愛知県警がこの部屋に住む名古屋大学1年の女子大生A(19)に事情を聞いたところ、殺害を認めたため緊急逮捕。話しによれば昨年12月7日の昼ごろ、宗教の勧誘のため自宅アパートを訪れた森さんの頭を斧で復数回殴るなどして殺害、遺体を風呂場に遺棄したという。すでに凶器の斧は部屋で見つかったが、驚くのがその動機。

「人を殺してみたかったから」

 思い出すのが昨年7月、長崎県佐世保市の高1女子高生を殺害して逮捕された同級生の少女(16)だ。遺体は首と左手首が切断され、内臓まで飛び出す凄惨なものだったという。その殺害理由が「人を殺して解体したかった」だった。16歳の女子高生と今回の19歳の女子大生、どのような環境で育ち、またどのような外的要因を受けると「人を殺してみたくなる」衝動に駆られるようになるのだろう。暮らしにくい世の中になったとはいえ、周囲もまさかこの2人が殺人を犯すような人物には見えなかったはず。実際、Aの実家は東北地方で、両親と妹の4人家族。近隣住民の話では明るい家庭でAがまさかそのような事件を引き起こすなど思いもよらなかったと口を揃える。今後、取り調べの中で新たな事実が出てくる可能性もあるが、最近、増えつつある若者の特異な犯罪。心にどのような闇が潜んでいるのか、徹底した分析が求められそうだ。

 【ETC】

「アナ雪」旋風が興収増に貢献した

「アナ雪」旋風が興収増に貢献した

 ・昨年の大ヒット映画と言えば真っ先に出てくるのは「アナと雪の女王」、通称アナ雪だろう。日本映画連盟は2014年の全国映画概況を発表した。邦画洋画合わせた興行収入は前年比6.6%増の2070億円(前年1942億円)、4年ぶりに2000億円の大台を回復した。延べ入場者数も1億6112万人と前年の1億5589万人より3.4%増加。11年の東日本大震災前の水準に戻ったという。ちなみに興収ランキングは「アナ雪」が254.8億円でダントツの1位、2位「永遠の0」(87.6億円)、3位「STAND BY ME ドラえもん」(83.8億円)、4位「マレフィセント」(65.4億円)、5位「るろうに剣心 京都大火編」(52.2億円)と続く。

 ・政党要件ぎりぎりの5人の国会議員(衆院2人、参院3人)ながら政党名だけやたらに長い「生活の党と山本太郎となかまたち」。たった5人の政党なのに小沢一郎衆院議員(72)と山本太郎参院議員(40)の2人が共同代表に就任した。かつては自民党の実力者と言われ、政界に君臨していた小沢共同代表だが「ここまでくると気の毒にさえ思えてくる」(政界関係者)という声も聞かれるほど、なりふり構わぬ行動が目立つ。せっかくだったら共同代表の名前を冠して党名も「イッちゃん、タロちゃんとなかまたち」にでもしてはいかがだろう。

 ・フェイスブックや写真共有サービスのインスタグラムなどのサイトが日本時間の午後3時ごろから1時間以上も接続不能になった。その後、「Lizard Squad」を名乗る集団がハッカー行為に関与したと表明した。このハッキングによる実害はいまのところ不明だ。

 ・直木賞作家の赤瀬川隼さんが肺炎のため26日夜、神奈川県内の病院で亡くなっていたことが分かった。享年83。赤瀬川さんは住友銀行などに勤務した後、1983年に「球は転々宇宙間」で吉川英治文学新人賞を受賞して作家デビュー。95年、「白球残映」で第113回直木賞を受賞した。他に中学校の教科書にも掲載された「一塁手の生還」など野球をテーマにした作品が多く、幅広い層から親しまれた。昨年10月、77歳で亡くなった芥川賞作家で美術家の赤瀬川原平(尾辻克彦)さんは弟。


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