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April , 2024
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今日見新々(2月17日=火)

2015年2月17日(火)11時40分更新

 日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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 【あれは地震雲?=東北地方で二度の大きな地震】

慌てないためにもふだんから防災意識を持つべき(写真は地震体験車)

慌てないためにもふだんから防災意識を持つべき(写真は地震体験車)

 この日、午前8時6分頃に三陸沖を震源とするマグニチュード6.9(震源の深さ10㌔)、青森・五戸町など岩手、秋田、宮城4県の一部で最大震度4を記録する地震があった。またそれからおよそ5時間半後の午後1時46分頃、岩手県沖を震源とするマグニチュード5.7(同10㌔)と規模こそは午前の地震より小さいながら、青森・階上町では最大震度5強、岩手・普代村で5弱の強い揺れ。幸いにもケガ人などは出なかったが、午前の地震では津波注意報(岩手・久慈市で最大20㌢の津波を観測)による避難勧告、指示が出され一時、岩手県沿岸部の7市町村の住民約6000人が高台などに避難した。また一時運行停止した東北新幹線など上下線で最大10分程度の遅れが出たが、その後は通常運転に戻った。気象庁によると、どちらの地震も2011年3月11日の東日本大震災の余震とみられ、今後1週間ほど、青森県など東北地方を中心に最大震度5弱程度の余震が起きる可能性があるという。なぜ今ごろ余震、と素人目には思うが、東日本大震災規模(マグニチュード9.0)の地震だと、その余震は100年近く続くという専門家もいるのだ。

 実は気になる話がある。15日から16日にかけてインターネット上で、東京や千葉、横浜と言った首都圏を中心に地震雲の目撃情報が多数寄せられ、話題になっていた。ツイッターなどに洗濯板状や筋状に延びる雲の写真がアップされ、「なんか気持ち悪い雲がいっぱい」、「これは地震雲かな」、「スゴイ雲、地震雲じゃありませんように!何事もありませんように!」などとコメントされていたのだ。結果、余震であれ東北地方に二度の大きな地震があったことで「やっぱり」と言った声も聞こえてくる。中には「いやこれは近々東海大地震が起こる前兆では」などと心配する声も上がっている。ただ、この手の根拠のない流言飛語に惑わされては絶対いけないが〝のど元過ぎれば熱さ忘れる〟性格の日本人にとって、たまにこのような注意喚起があったほうがいいかもしれない。

 1月17日に阪神大震災発生からちょうど20年目を迎え、さらにあと1カ月弱で東日本大震災から丸4年の時が経つ。振り返れば最大の被災地だった東北地方の人たちの苦しみをよそに、一時的に浄水場パニックや保存食を中心にした食料品の買い占めなど、とにかく首都圏の住民たちは滑稽なほど慌てふためいたことを思い出す。ふだんから防災意識を持つことこそが、慌てることなく、被害を最小限に食い止めるということを再認識すべきではなかろうか。

 【火星移住候補者が100人に絞られた】

「マーズワン計画」――オランダの非営利団体「マーズワン財団」が推し進める計画で、2025年までに火星に人類初の居住地をつくることを目的としている。12年に発表された、いわば火星移住計画だ。火星には段階的に人間を送り込むことになっており、最初に火星に送り込む4人(男女半々)を含む24人(同)の宇宙飛行士を一般公募していた。13年に約20万人の応募者から同年末、1000人強に絞り込み、さらにこの日、男女各50人の100人に絞り込んだ。内訳は北米39人、欧州31人、アジア人16人、オセアニア7人、アフリカ7人で、日本人で唯一候補に残ったのがメキシコ在住で日本レストランのシェフを務める島袋悦子さん(50)。「Open The First Sushi Bar on Mars=最終選考に通過して火星で最初のすし店を開きたい」と喜びを語った。

 ただこの計画、最初に火星へ送り込む4人の費用を約60億㌦と見込み、財源は寄付金やインターネットを通して移住に向けた訓練風景や実際移住した模様を生放送する放送権料でまかなうとしている。ただ60億㌦を仮に集められたとしても、それ程度の予算では火星往復は不可能とされ、戯れ事扱いされているのもまた確か。夢のある話ではあるが、あと10年そこそこで、果たして火星まで人類がたどり着き、住むような環境が整えるものかどうか、かなり怪しい話であるのは間違いなさそうだ。

【イチローが最高齢外野手へ】

 メジャー屈指のパワーヒッターで、現役最高齢だったジェイソン・ジアンビ(44)がこの日(現地時間16日)、現役引退を表明した。実働20年間で通算記録は打率2割7分7厘、440本塁打、1441打点。アスレチックス時代の2000年には打率3割3分3厘、43本塁打、137打点と活躍し、ア・リーグのMVPにも輝いた。またジアンビの引退に伴い、一部にイチロー(41、マーリンズ)が最年長外野手として開幕を迎えることが確実視されている。これは開幕を迎えればジアンビに代わり現在、外野手最高齢となるイチローより一つ年上のラウル・イバネス(42、ロイヤルズからFA)が家庭の事情で、このまま引退濃厚と言われているためだ。ただ41歳で最高齢=ジジイ扱いされるのもイチローにとっては歯がゆいハズ。老体に鞭打つには、まだ早い。熟練の技をぜひ、ファンの前で披露してほしい。


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