元夕刊紙記者たちが、井戸端会議感覚で読者の皆さんに話題のニュースを広く浅く、たまに奥深く提供します

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　日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。

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　【アギーレジャパン解散】

　イエローカードがレッドカードに変わった――サッカー日本代表監督のハビエル・アギーレ監督（５６）が過去の八百長問題に関与した疑いで検察当局から告発状が提出され、スペインのバレンシア裁判所がその告発状を受理した。これを受けて日本サッカー協会の大仁邦弥会長（７０）はこの日、ＪＦＡハウス（東京・文京区）で緊急会見を開き、アギーレ監督を解任すると発表、同監督も「仕方ない」と素直に従ったという。また「日本で仕事ができたことは大変幸せでした。サポーターの皆様の応援に感謝しています」とコメントした。

　同監督はスペイン１部リーグ（当時）のサラゴサ監督だった２０１１年５月２１日、リーグ最終戦の対レバンテ―サラゴサ戦で八百長に関与、昨年９月にそう疑惑が報じられてから物議を醸していた。いまだ監督自身は疑惑を否定し続けているが、日本代表監督就任は昨年８月。半年も持たずにレッドカードの退場処分は、あまりに早すぎる終焉と言わざるを得ない。合わせて同監督が招へいしたラモス、リカルド、ゲリングの３人の外国人コーチも契約解除となる。

　アギーレ監督は日本代表を率いて半年弱、先月は連覇を狙ったはずのアジアカップで５大会ぶりにベスト４進出も逃した。通算成績は６勝２敗２分け。これから本格的にチーム作りが始まる矢先の出来事だった。急がれる後任監督人事については「３月の試合（対チュニジア戦＝国際親善試合）に間に合わせたい」（大仁会長）としているが、もともと２０１８年のＷ杯ロシア大会に向けて再建されたアギーレジャパン。４年越しのラブコールが実ったうえでの就任だっただけに、その呆気ない終わりに日本中は呆気にとられている。今後、協会内の責任問題も浮上するが、まずは〝サムライブルー〟再建が一旦、白紙に戻ったのだけは事実のようだ。

　【ＮＨＫに疑惑の更迭人事？】

春の人事で大越（右）、井上の両キャスターが「ｎＷ９」から卒業する（ＮＨＫテレビから）

　・ＮＨＫは２０１５年度（３月３０日から）の新キャスターを発表した。まず夜の看板ニュース番組「ニュースウオッチ９」（ｎＷ９）は大幅に入れ替え。東大野球部出身で、ＮＨＫらしからぬコメントが好評、ときに不評も買った大越健介キャスター（５３）に代わって現報道局国際部の河野憲治部長（５２）が就任することになった。河野部長は京大文学部出身、ワシントン支局長などを歴任した。また「清楚で落ち着いているが、何となく守ってあげたくなるようなタイプ」（東京在勤の４０代のサラリーマン）と男性ファンも多かった井上あさひキャスター（３３）も合わせて降板、代わって現在、朝のニュース番組「おはよう日本」を担当する鈴木奈穂子アナウンサー（３３）が担当することになる。

　現在、東大野球部は大越キャスターがｎＷ９を担当し始めた年の２０１０年１０月２日の対早大戦（敗戦投手は斎藤佑樹＝現日本ハム）に勝利したのを最後に８６連敗中。東京六大学野球の連敗記録を更新中だ。六大学野球では５０試合に登板し、８勝２７敗、防御率も３．５２と堂々たる成績を残した大越キャスターだけに「ぜひ連敗ストップ時の彼のコメントを聞きたかった」（横浜在住の６０代の自営業）というファンもいる。一部に、大越キャスターがたびたび反原発など安倍政権にマイナスになる発言をすることがあり、これを嫌った官邸サイドが籾井会長に命じた更迭人事だという話も出ている。当然ながらＮＨＫサイドは「通常人事」と完全否定するが、果たして…。ｎＷ９では他にスポーツ担当が広瀬智美アナ（３３）から佐々木彩アナ（２８）に交代、また平日午後４時５０分から６時１０分放送の新ニュース情報番組「ニュース　シブ５時」には「サタデースポーツ」の松尾剛アナ（４７）と「おはよう日本」の寺門亜衣子アナ（２９）が初代キャスターを務める。

　【ＥＴＣ】

　・この日の参院予算委員会で次世代の党の和田政宗参院議員の「海外で拘束された日本人を、いかなる場合も救出できるよう憲法９条を改正すべき」とする発言に、安倍首相は「わが党（自民党）はすでに９条改正案を示しています。なぜ改正するのかと言えば、国民の生命と財産を守る任務を全うするためです」と述べて、戦争放棄をうたった憲法９条改正に改めて意欲を示した。ただ「いくら武力行使や、自衛隊による有志連合の後方支援は行わないといっても、最近の安倍さんのあまりに右傾化する言動を見ていると、ちょっと心配になってきます。どうも日本が行ってはいけない方向に進んでいくような気がして末恐ろしくなってきます」（東京都在勤の５０代の会社員）。滅私奉公、国民の幸福を第一に考えるのが総理大臣の総理大臣たるゆえん。ここは安倍首相を信じて、そのかじ取りをまかせるしかない！？

　・プロバスケットボール男子ＴＫｂｊリーグの群馬クレインサンダーズに所属するマーカス・モリソン容疑者（３０＝米国）が大麻取締法違反容疑（所持）で群馬県警に現行犯逮捕された。同容疑者のバッグからタバコの葉をすりつぶす器具に付着した大麻草が見つかったというもの。同容疑者は「アメリカで使っていたバッグをそのまま知らずに持ってきただけ。日本では使用していない」と容疑を否認している。

　・リサーチ会社のＭＭ総研（東京都港区）が２０１４年の国内携帯電話端末の出荷概況を発表した。それによると２０１２年に過去最高を記録した４３７５万台から２年連続で減少し、対前年比２．５％減の３８２８万台にとどまった。特にスマートフォンが同５．３％減の２７７０万台と落ち込んだが、ガラパゴス携帯、いわゆるガラケーが０７年以来、対前年を７年ぶりに上回る５．７％増の１０５８万台出荷した。通話だけのためガラケーを利用する年配者も多いが、利用料金に割高感のあるスマホからガラケーに回帰する利用者もいるのだとか。最近はガラケー型のスマホが登場するなど、改めてガラケーの魅力が再認識されそうだ。