今日見新々(3月9日=月)
日ごと新しいニュースが飛び込んでくる。本サイトが毎日のニュースをコンパクトにまとめた「今日見新々」。今日はどんなことがあったんだろう。早速覗いていよう。
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【ユーミン人気健在の卒業ソングランキング】
「かなぁしぃ~、ことぉがぁ、あるぅとぉ~、ひらぁくぅ~、かわぁの、ひょぉしぃ~」の歌い出しで始まるのはご存じ、松任谷由実こと、荒井由実ことユーミン(61)が作詞作曲し、1975年にリリースされた自らのサードアルバム「COBALT HOUR」に「ルージュの伝言」等とともに収められた「卒業写真」だ。この歌が世に出て、今年でちょうど40年。まるで歌詞同様、色あせない思い出が浮かび上がるように、いまだ歌い継がれる昭和を代表する名曲の一つであることは間違いない。
音楽情報誌の「CD&DLでーた」がこの日、10~30代の男女を対象にネットを通して「心に残る卒業ソング」の調査結果(有効回答1369人=男678人、女691人)を発表、堂々の1位に輝いたのがこの曲だった。10~60代を対象に行った昨年の調査でも1位に輝いており、まさにザ・卒業ソング。同業者からも絶大な人気を博し、これまでに徳永英明やいきものがかり、松山千春にコブクロ、槇原敬之など20人を超えるアーティストがこの曲をカバーしている。2位はレミオロメンの「3月9日」(2004年)、3位は海援隊の「贈る言葉」(79年)、4位がSPEEDの「my graduation」(98年)、5位が尾崎豊の「卒業」(85年)と続く。
調査対象の年齢からして卒業写真や贈る言葉、尾崎豊の卒業、さらに9位にランクインした斉藤由貴の「卒業」(85年)や10位の「乾杯」(長渕剛、80年)、15位の「思い出がいっぱい」(H2O、83年)はテレビドラマやCM、親などの影響が強いと思われる。その一方で調査年齢が低かったせいか山口百恵の「いい日旅立ち」(78年)やキャンディーズの「微笑みがえし」(78年)、イルカの「なごり雪」(75年)や森山良子の「今日の日はさようなら」(66年)の定番ソングは圏外、日本文化の象徴でもあり、中高年には思い出深い唱歌「蛍の光」(1881年)や「仰げば尊し」(1884年)はもはや石と化してしまったかのように話題にすら上らなくなった。「歌は世につれ世は歌につれ」――時代とともに歌の歴史も変わっていく。果たして卒業写真がいつまで歌い継がれるか気になるところだが、きっと近い将来、「卒業写真」は「卒業画像&映像データDVD(ブルーレイ)」などと形を変えていくに違いない。「曲名はどうするんだろう」とついつい考えてしまいそうだ。
【被害者、加害者がすべて同姓の殺人事件】
兵庫・淡路島の人口4万5000人弱の洲本市の民家2軒でこの日朝、民家2軒で5人が被害に遭う大量殺人事件が起こった。
午前7時過ぎ、平野浩之さん(62)の娘(32)が「お父さんとお母さんが刺された」と近所の家に駆け込み110番通報、駆け付けた洲本署員の調べで平野さん宅では浩之さんとその妻の方子さん(59)、それに母の静子さん(84)の3人が刃物で刺されるなどして死亡、さらに平野さん宅からすぐの平野毅さん(82)宅では毅さんと妻の恒子さん(79)の2人が殺害されているのが見つかった。同署員が近くの路上で血の付いた衣服を着た男に職務質問したところ、事件への関与を認めたため緊急逮捕した。
男は近くに住む無職の平野達彦容疑者(40)で殺害された浩之さん、毅さん、容疑者宅はともに徒歩1分圏内の隣近所、特に容疑者宅は毅さん宅の裏手という至近距離での犯行だった。父親と2人暮らしという同容疑者は、警察の取り調べに詳しい犯行動機などは一切話していないようだが、社交的な父とは対照的に、近隣住民との付き合いは全くなく、家で引きこもりの状態が続いていたという。またツイッターやフェイスブックに今回被害に遭った人たちや近隣住民の個人情報を掲載し、自らストーカー被害に遭っているなどとする、意味不明の書き込みをしていたという話もある。警察関係者の話では平野容疑者には精神疾患があり、場合によっては責任能力の問題が浮上してくる可能性もある。日本の現行法上、5人も殺害すれば当然死刑の判決が出てしかるべきだが、もし今後の精神鑑定次第で心神喪失の認定を受けると無罪となりかねない。また被害者、容疑者がすべて「平野姓」ということで親戚、もしくは遠戚という説もあるが、いまのところ確かな情報はない。洲本市は作曲家で作家としても知られる故阿久悠さん(2007年没、享年70)の出身地で、自伝的小説「瀬戸内少年野球団」の舞台になったことでも知られる長閑な街。住民を安心させるためにも真相の解明が待たれるところだ。
【マック浮上できず=信用回復のため専用アプリで対応強化】
日本マクドナルドホールディングスがこの日、発表した2月の売上高(既存店ベース)は前年同月比28.7%減となり、13カ月連続で対前年を下回った。これは同社が2001年に上場して以来、今年1月に記録した対前年同期比マイナス38.6%に次ぐワースト記録。来客数も22カ月連続のマイナスで19.1%減となった。
同社は昨年7月下旬、中国・上海福喜食品の期限切れ鶏肉問題を皮切りに、異物混入など度重なる不祥事が発覚した。専門家からは「同社の謝罪会見もお座なりで、何よりカサノバ社長の謝罪もかなり遅れて行われた。不祥事の事後処理の不手際もあり、マックに対する消費者の不信感がかなり増幅した。恐らく創業以来、最大の危機的状況に立たされており、信用を取り戻すのは相当厳しい状況」(大手民間調査機関の幹部氏)という見方もされている。
同社では現在、9~17時にフリーダイヤルで苦情や意見を受け付けているが、マックは24時間営業の店舗も少なくない。そのため4月をめどに24時間対応のスマートフォン向け相談窓口(専用アプリ)を開設し、消費者への対応強化を図ることにしている。果たして消費者の信用と客足、売り上げの回復はできるのか。いまがマックの正念場であるのは間違いなさそうだ。
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